財務省以外の省庁への批判も、いつしか増えた、しかし
他の省庁は財務省に予算を止められ、干されてきました。
「一万円札が残り少ないから増税あるのみ」の金欠芝居に巻き込まれて。
一万円札を刷り足せば解決する話であり、追加造幣で国民は富裕化します。しかし。
「一枚に一万円かかる」「君らは返せず子孫の代に破綻する」の嘘で拒否し続けた。
国債発行拒否の被害者は、省庁もか
国土交通省の上級幹部が、財務省の下っ端に頭を下げても、「財政が健全化せず悪化し、予算はもう出ない」と断られ、引き下がったのが平成時代。
財政健全化とは「君が吸う空気は、君が吐いて用意する」の意味です。永久機関まがいの自己完結主義。それを世界が捨てた最後が1973年で、日本だけが今もやめない。
工事資金が欲しい国土交通省に一応チャンスはあった。「要求額の代わりに何を削るかを言えば、考えてやる」と。
母が兄のこづかいを千円増やす時、弟を千円減らす「貨幣のプール論」です。
財源論で話をすな!と言い返せないの?
「俺の息子の歳で生意気な、おまえ嘘ついてるだろ」と言う権力が、他の省庁にない。
なぜなら、財務省にサイフを完全に握られているから、機嫌を損ねると意地悪される。
大蔵省再編の時から、日本は転落を始めた。
前に何かあったの?
ガソリン税収を、道路特定財源から一般財源に移した。これで、国土交通省が持っていたサイフが、財務省の手に移った。権力構造が、財務省の一人勝ち。
各省庁は財務省に頭が上がらず、平成にまともな行政ができなかった。教育の荒廃も。
その後は川があふれるブームね
地域住民がおぼれ死んだら、国民はとりあえず国土交通省を叩いたわけ。
というか、一万円札を使い切る破綻が近いという嘘で洗脳済みの国民です。「大雨が降るかは未知数だから、堤防なんて無駄づかいだ」が国民感情でした。
報道各社は洪水を地球温暖化のせいにして、治水工事の停滞を話題から外す世論を醸成。「一万円札が足りず、財政危機だ」の嘘が勝利したのです。
貧困化は、国民がお金を誤解し惜しんだせいか
福島第1原発のメルトダウンでも、無駄を削る事業仕分けが一枚かんでいました。原発村の閉鎖性は関係ない話。改良工事を延ばさず進めるべきだった。
一万円札が底をつくよりは、原発の爆発の方がましだと、国民が考えたかは不明。

県道の穴にトラックが落ちて、助け出せない事態
埼玉県の県道に突然穴があき、左折中のトラックが落ちて、どうにもならなかった事故。
コンクリート製の大きい下水管で、天井部分が経年劣化で崩れ、上の土が少しずつ落ちて下水で運ばれ続け、アスファルト道路の裏側が洞窟のような空洞になったという。
穴が広がる一方の手詰まり感は、国債発行を拒否した結果です。
インフラのメンテ放棄が全てです。救出の失敗は焦点ではなく。
緊縮財政と消費税増税の結末か
仕掛け人は他にもいます。
地方交付税交付金を減らして水道局を締め上げて、水道事業を外資の手に移す作戦も関係するでしょう。ザイム真理教と手を結んだ、レントシーキングです。
民営化のワナです。新自由主義。
世界で多い構造改革は、地域資産を民営化してグローバル企業へ渡し、仲介や法律変更を担当した政治家の親族らを、高給の取締役に迎える政官財の癒着です。
過去最高の税収を点検や工事に使わず、闇で使ったのね
違います。税金は財源でなく、支払金にならない。政府関係者も税の使い込みは不可能。着服も中抜きも無理。円を発行する側の公的機関にとって、円は金目の物でないから。
JR本部が、切符を他人から買わないのと同じ。JRは切符を刷る側だからです。
国民が納めた税金、保険料、手数料、罰金を、どれも政府は必要としません。
税の横流しを追っても、見つからなくて当然か
「税の使途」は意味をなさない。廃棄されるから。
・ 住民票手数料や免許更新料は、国債を仕送りした地方交付税交付金で出すもの
税金で水道を引くなど、日本もやっていません。
公的な出費は全て国債なんだ
道路の穴に駆けつけた消防や警察の経費も、国債発行です。税金じゃない。
一方、駆けつけたクレーン車やパワーショベルは、地元土木業者の有志が一般的です。
昭和時代はそこを計算に入れて、国も県市町村も、土木事業者を大事に育成したわけ。
日頃の工事作業が、災害時にレスキュー出動する技能訓練、腕磨きも兼ねていました。
今は助からない人が増える方向。
公共事業はもう不要だとして、国民は土木産業を嫌った
土木建設はもういらないとの、新しい常識が平成に広まりましたね。

高速道路の対面通行だらけも?
正面衝突の死亡事故が起きても、狭くて危険な道に国民は納得してきました。一万円札が足りないお芝居を信じて、人命より紙幣を国民は守ろうとした。
国民の多くが道路や橋やトンネルづくりに否定的なので、増税への貢献を人事評価とする財務省は、お金を惜しむ民意を緊縮財政に利用できました。
国土整備しない宣言で、国民の無駄な死を増やしてきた政党が、常に一番人気で安定多数だったのが事実です。
消費税廃止を公約する政党が現れても、国民は鼻で笑って馬鹿にし、冷たく突き放した。消費税で民が殺される貨幣の原理的な仕組みを、国をあげて蹴飛ばした36年でした。
税を水道以外の何に使ったのか、の怒号は続いてる
「増税は、税金をチューチューするため」は、邪推です。
・ 本当は、社会インフラを整備する公金は、国債である
国民は政府の国債発行には大反対し、税の使い道を叱責する、ぐちゃぐちゃにからまった状態です。ほどけない糸。救いがたいカオス。
救いがたいカオスは、今回の事故に表れたね
焦点は国債発行への勘違いです。発行拒否だと酸素は断たれ「空気を吸いたければ、自分で吐いた空気を吸え」に当然なります。
水道工事も国債発行して払う道理であり、国民に費用を求める政策はジェノサイドです。悪政の構造を、国民が知るべき時が近づいた。
理解者も増えてきたが
「貧困が進んだ時にドーンと増税って、おかしいだろ」と、大勢がもう気づいた今では、お金への理解も近い。貨幣論を知る庶民が世界一多い国になる予感が。
お金の削減 = 自国通貨が増え過ぎた時、爆買い抑制のため徴税で廃棄する
国の財源は、税金ではなく国債です。これは国際仕様。日本だけ逆らってもだめ。
国が何かに支出するたびに、国民の所持金が増えて、企業は物が売れるのです。
国が無駄に巨額を支出すると、経済成長も著しく、GDPが世界2位に戻ります。
国の無駄の実例が、道路の地下に埋設してある水道とガスの配管だったオチ。
実は国に無駄などなく、関心がない分野、嫌いな分野を批判してきただけ。
国債発行して全国で点検修理すれば、雑誌も緑茶も鍵盤楽器も売れ出す。
現日本の成長戦略は、道路下の水道、ガス、電気のメンテも有効です。