特別定額給付金や持続化で政府は大出費→大増税になるデマ

魔法のドレス

特別定額給付金を国民にあげた後、増税する道理がない

新型コロナウイルス対策で、特別定額給付金持続化給付金家賃補助などをもらうと、後でツケを払うことになるとネットで警告する者がいます。

「勝手に始めた自営業だし、収入が減っても国に頼らないで、勝手につぶれろ」。

「資産がある業者までが申請しているが、土地持ちに給付は必要ない」。

「お金を出すな、できるだけ出さないようにして、国庫を守れ」。

「国の借金がふくらんで、日本は破綻しそうで心配だ」。

「後で大増税になるから、みんな覚悟しておけよ」。

それらの警告は正しいの?

もちろん勘違い、勘違い、勘違い、勘違い、勘違いです。

そもそも新型コロナ以前の23年間の平成デフレ不況は、これらと同じ勘違いで起きていたのです。他の原因が別にあるわけではなく、これらが原因で自傷した貧困化です。

本当はどっち?

現代の財政の仕組みは、お金を出せば出すほど、日本国民全員が裕福になります。

くだらない道路や橋やトンネルをアホみたいにつくれば、日本の問題は消えます。

政府が無駄に払えば払うほど、国の基盤が強化され、大国へのし上がるだけです。

なぜ完ぺきに逆なのか

給付金で増税になるとの批判は、財源論の妄想だからです。

財源論はひっくり返った思想だから、結論は当然あべこべに向かいます。

規律正しい国の経済が没落するあべこべ、何でダロー♪

財源論とは、国民が納付した税金を集めた国庫という財源があり、それをサイフと考えて政府の出費をまかなうという、荒唐無稽なロジックです。

なぜ荒唐無稽といえるのか?

各国政府は、打ち出の小づちを持っているからです。

通貨発行権と呼びます。

お金を自由に増やせるから、節約や出し惜しみする財源論は、全く意味をなしません。

「国の予算は国民から集めたお金を使う」は虚偽です。

この虚偽に大衆が染まる最大の理由は、通貨発行権の存在を知らないからです。

通貨発行権があると何が起きる?

お金を自由に発行できる仕組みがあれば、新発行したお金で予算執行している理屈です。市場から引き上げた余剰金である税金が、財源だったりしません。

初歩的な数学の論理です。

コロナ関係の給付金は、国債発行して新しく造幣した円の数字です。誰かが所有しているお金を持ち去って使い回したり、これから誰かに背負わせたりしません。

数学だとチンプンカンプン

炊飯器でご飯を炊いて保温モードとなり、昨日の冷や飯を加えた時と似ています。

「冷や飯(税収)が不足すれば、やむなく炊き立てご飯(新発行)で補う」のわけなく。

主役は、今朝炊いたご飯です。思考があべこべです。

「炊き立てご飯(新発行)が朝食で、オマケに食べ残しの冷や飯を加えた」が正解。

新発行なら誰の負担にもならない?

新規に国債発行した金額は、返す借金ではないし、増税であてがう必要もありません。

議論の余地などなく、そういう制度設計にしてあります。考え方の違いではなく、知っているか知らないかの違いです。

国債は市中銀行へ償還しますが、借り換え方式で今の総合計を増やすことで、国民の資産を増やす仕組みです。お金を好きなだけ発行できるのが、世界各国の政府なのです。

人類の制度は、人類に好都合にしてあると、考えないのですかね?。

記事→ 蓮舫議員も知らなかった国債発行の手順

でも正反対の声があるが?

前提が正反対だから、結論も正反対なのです。

正しい前提は、国債発行による造幣で国の経済をまかなう事実です。

税収で国費をまかなうという、逆さまの考えに走ると実害もあります。国民同士の不仲が広がります。合計が一定の財源をシェアする妄想だから、他人が次々と死んでくれたら、自分の取り分が増えて喜ぶ計算になります。

赤の他人を何となく憎む心が、国内に根づいていくのです。自分の周囲は敵ばかりだという、新たな妄想と憤まんが社会に広がります。口減らし願望です。

だから給付金のけん制発言が多い?

今回もまた、他人の給付を妨害しようと必死になる国民の姿がありました。職業差別意識も合流して、風俗嬢叩きで国民は団結しましたよね。自分が納めた税金が他人を潤すのが悔しくて、激しい私憤と私刑が起きました。財源論の妄想の典型です。

この共食いの思想は、1997年から日本国民が熱を入れてきました。合言葉は自己責任。他人の死が朗報に思えるほどに、適者生存の敵意をあおってきたのが財源論です。

パイ全体の量を固定とみた財源論では、他人のパイが小さくなれば、自分のパイが大きくなる戦いへと、自動的に向かいます。他人のポックリ死を喜ぶ社会です。

しかし頭が固いのか、貨幣発行の理解が・・・

魔法使いが、魔法でドレスを出してヒロインに着せたとします。魔法使いがそのドレスに目がくらみ、奪い取るのはお笑いコントですよね。欲しけりゃ自分の魔法で出せるから。

政府が限りなく増刷できる自国通貨も、政府には金目の物でないし、資産価値もないのです。欲しけりゃ自分の財政法で増刷できるから。

本人の立場になって考えましょうという、道徳の教育に使えそうな話ですね。

給付金額の目安は、コロナ恐慌によるGDP減少分

コロナ関連の給付金は、感染防止で業務自粛を要請し、国民の収入が消えた分を補償する目的です。マクロ的には、GDPの縮小分を埋め戻すお金が最低限です。

日本のGDPは毎年540兆円あたりで横ばいで、仮に2割落ちたら108兆円減ります。売り上げ合計の減少ですが、所得合計の減少でもあるのです。

当然108兆円の国債を発行して、政府財政出動します。8割に減ったGDPを埋めて10割に戻さないと、国が傾いたままですから。

特別定額給付金10万円は巨額か?

全員に10万円だと総額13兆円弱なので、減る108兆円に遠く及びません。だから10万円を配った後に必要なのは、増税ではなく減税です。必須は消費税0パーセントです。

埋め損ねた95兆円を国民に与えないと、国は傾き続けます。消費税減税が5パーだと故障は治らず、お金を刷った外国の資金力で、企業や技術や特許や土地を買収されます。

恐慌後の滅亡とは、別に全員が死ぬ意味ではありません。他国に資産を持って行かれて、産業を骨抜きにされて属国へと落とされる意味なのです。

でもお金の発行を怖がる声が多い

給付金に関して、国民の勘違いは二種類あります。

勘違いAは、財源の税金が枯渇し、補充のために増税する財源論です。

勘違いBは、国債発行すると借金で首が回らず、返済のために増税する財源論です。

二つの勘違いは競合します。検証しなくても一つは必ずウソなのに、両方信じるところがすごいですね。もちろん両方ともウソです。

外部→ 財務省説明=国債をいくら発行しても日本が破綻しない公式説明の決定版

コロナ給付金は絶対に本当に、後で返さなくてよいのか

実のところ、国民はどちらでも選べます。

どういう意味?

未来というものは、自分が引き寄せるからです。

何それ、引き寄せの法則?

「給付金は将来返すべきでしょ」と国民が信じれば、察して政府が増税して回収します。政治も空気で動くからです。

「給付金は貨幣の追加発行であり、経済成長分だから返すわけがない」と国民が言えば、政府は増税を中止します。

政府の諮問委員たちは自己実現の「増税実績づくり」に失敗し、貨幣削減での国民貧困化はストップします。諮問委員の出世は、ついに止まります。

それ以降は日本経済は右肩上がりで回復して、ブラック企業や少子化などが解消します。戦後の高度成長のように。皆さんが乗る車は大きくなります。

国民が押し込めば政府は引き、国民が引けば政府は押し込んできます。

なぜそうなる?

省庁の法律には国民を富ませる法令がありません。代わりに、国民経済を縮小する法令が書いてあるのです。

だから省庁は国民を皆殺しにしようと行動して、それを国会議員が阻止する関係が定義されているのです。その法律は1947年につくられ、平成時代に改悪されています。

記事→ 財務法を改悪させたきっかけの事件

その引き寄せが起きた例はある?

平成日本のデフレ貧困化が、まさにそれでした。

「国の無駄をなくせ」の声に政治が優しく従い、みんなをビンボーに変えてきました。

「国の出費は僕らの税金だ」「国債発行すれば日本は倒れる」のデマに国民がなびけば、国民が持つ貨幣を政府が削減してくれ、望みどおり貧困に落としてくれます。

今現在、そうしてくれています。

国民と同様、国会議員も優柔不断です。国民の声で動くポピュリズムが、日本の政治行政の一面です。国民の見識の大小が、議員の見識の大小へと、乗り移る現実です。

他にも例はないか?

東日本大震災の後の、復興特別所得税もそうです。

世界のどの国も天災が起きれば、復興国債で通貨発行します。日本だけ上から下までその知識がないから、財源論に従って非常識な増税を選び、3.11以降にまんまと貧困化を深めてきた始末です。まるで貧困になる趣味でも持っているかのように。

災害の後に増税するのは、通貨発行権を知らない失敗です。政治の未熟すぎる大失態を、国民が指摘しないのも、すごいといえばすごいし。みんな何にも知らない国ですね。

海外が苦笑していることも、日本人は知りませんよね。

これって他国の人は笑いそう

国債発行と増税はどう違う?

国債発行は貨幣を増やします。国民を裕福にする行動です。

増税は貨幣を減らします。国民を貧困にする行動です。

国民が増税を歓迎するのは、貧困になりたい願望ではなく、財源を確保する勘違いです。国の支出は税金でまかなうとてっきり思い、日本を立て直す一助のつもりで、けんめいに倒そう倒そうと励み続けた23年間でした。

まだ倒れきっていないのは、徹底しきれずに、ちょくちょく国債発行しているからです。

記事→ 国の税金はみんなの常識とどこが違う

他国にも国債発行恐怖症はあるのか?

たとえばアメリカで、コロナ対策費を戦時国債で出す提案があります。アメリカは合理的な発想が比較的通りやすい国かも知れません。

ちなみにアメリカ政界の中にも、日本の失敗と同じ財源論の思想を持つ者が混じっていることは確かです。国債発行は増やし続けるものなのに、減らそうと息巻く狂人がいます。日本は一辺倒なので、世界で日本のみ異常に映るわけです。

日本ではコロナ復興国債が適切ですが、建設国債赤字国債で出すようです。赤字の語はフェイクな命名で、情報弱者の妄想を誘発しやすい語をやめて、(民の)「黒字」と呼ぶべきとする案があります。

その赤字と呼ぶ黒字はなくすべきなのか?

もちろん赤字国債を増やせば増やすほど、日本はがっちり安定した強国になります。

政府が赤字だと、国民が黒字になる道理だから。

逆に政府の赤字を減らせば、国民は資産を喪失していき、飢えや過労で前途も喪失して、早め早めに墓に入っていくことに当然なる理屈です。

国民はその因果関係さえ何も知らず、自分はダメな子だと思って力尽きて、素直に従順に若くして墓に入っています。

特別定額給付金の後で大増税が始まる警告は、フェイク情報です。お金の原理を勘違いした声は、平成日本がデフレ不況で貧困化した理由と同一です。
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