メンタリストDaiGo氏辛口【ホームレスの命は猫より軽い】財源論

ホームレス

メンタリストDaiGo氏は、人権より経済に問題が

メンタリストDaiGo氏の動画『ホームレスの命は猫よりどうでもいい』が炎上しました。

メンタリストDaiGo氏は、何を間違ってる?

現代の世界の財政は「管理通貨制度+信用貨幣」です。

メンタリストDaiGo氏は「金本位制+実物貨幣」で考えています。

二つの財政はどう違う?

現代の財政はこう。

・ 政府は自国通貨を発行して国費を支出し、国民のふところへ入れる
・ 政府の支出が多ければ多いほど、国民は裕福になり経済大国になる
・ 日本は人口と災害と福祉が多いから支出が増え、GDPが巨大化する
・ お金が一部の人に集中しすぎたなら、徴税権で強制的に捨てさせる

それに対して、メンタリストDaiGo氏の思いはこう。

・ 国民の税金で国費を支出し、使ったお金はなくなる
・ 生活保護者は、金持ちが払った税金で食わせてやっている
・ 生活保護者がいなければ、国民が納める税金は少なくて済む
・ 税金を多く払う僕は不満で、生活保護者が死んだ方が助かる

彼が覚えた国家財政は、時代錯誤です。

現代の独立国の財政 メンタリストDaiGo氏
お金の流れ 政府がお金を発行し、
国民へ供給する
国民がお金をかせぎ、
政府へ供給する
国の財源は何か 自国通貨の発行 国民が納めた税金
税金の役目 余剰貨幣の廃棄 財源の確保
国の貧困化はなぜ起きる 政府の通貨発行が不足 国民が労働をさぼる
政府が1兆円発行するコスト 0円 1兆円

メンタリストDaiGo氏は、実は圧倒的な多数派の一人

メンタリストDaiGo氏と同じ思想の有名人を、二人あげます。

一人は、相模原19人殺人のウエマツ死刑囚です。

一人は、内閣総理大臣のガースー総理です。

三人は他人に自助を強いる、自分本位な自信家ってわけ?

三人とも、財源論で行動しています。

出たぁ、財源論・・・

財源論とは、国民から集めたお金で国家をまかなう、勘違いの妄想です。

「財源はどこにあるのか?」の愚問で知られる思想信条です。

記事→ 財源論とは

メンタリストDaiGo氏の音声から。

1.彼はまず、生活保護者の命は軽く、猫の命は重い話をします。

僕は生活保護の人たちにお金を払うために、税金を納めてるんじゃないからね。

生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら、猫を救って欲しいと僕は思うんで。

人間の命と猫の命は、人間の命の方が重いなんて、僕全く思ってないからね。自分にとって必要もない命は、僕にとって軽いんで。

だから別に、ホームレスの命はどうでもいい。

2.次に、害がある人を殺すべき、人間社会のおきてを述べます。

もともと人間はね、自分たちの群れにそぐわない、社会にそぐわない、群れ全体の利益にそぐわない人間を、処刑して生きてきてるんですよ。

犯罪者を殺すのと同じですよ。犯罪者が社会の中にいると問題だし、みんなに害があるでしょ?。だから殺すんですよ。

だってさ、僕だってめちゃくちゃ税金払ってるけど、何かわけわからん生活保護の人たちとかに、使われてるんでしょ?。

人間は自分の力で未来を切り開くものだ、と僕は思ってるので。正直僕は、自分の税金が生活保護の人たちに回るくらいだったら、猫に回したいと思うんですよ。

3.ただし、ナチスのようなホロコーストは希望しないと言います。

で、実際に僕はじゃあ、ホームレスとか、じゃ生活保護の人を。それこそ何かね、何かホロコーストとかね。ナチスの例。事件とかあったわけだから。

じゃあ、そういう奴らを殺せって言ってるのかというと、別にそういうわけじゃなくて。

彼らしい意見ともいえるが

この動画を閲覧した大勢が、彼の発言を批判しています。

・ お金持ちは何と横柄で自己中で、残忍で差別的な心を持つのか!
・ いやそうでない者もいるから、彼は人格障害なのだ!
・ お金で地位と人望を得ているタイプ!
・ 平成のモンスターだ、怖い!
・ 元々こういう人では?

こんな議論をやっても、話はそれていますよ。

人権は焦点でないから。

ちなみにホームレスの一部は、元高給取りのサラリーマンで、デフレ不況にやられて一戸建てのローンが払えなくなったケースが多い。

消費税は全員が同率だから、メンタリストDaiGo氏の消費税は収入に対する比率が低くて済み、比率が高くなる貧困層に犠牲を強いる逆進性でよい暮らしができるのです。

言い換えれば、累進課税でない全員一律の税率は、もろ富裕層優遇です。

記事→ 池上彰さんの消費税の目的は何?

非正規を解雇され列車に飛び込み轢死した女性や、コロナでイベントキャンセルし借金を背負って首を吊った音楽プロデューサーも顧みられない、今の日本の現実です。

税金の勘違いがまねいた、差別的な人権侵害のブーム

メンタリストDaiGo氏の、冒頭のこれ。

僕は生活保護の人たちにお金を払うために、税金を納めていない

彼のこの願いは、昔も今もかなっています。

彼が納めた税金は、納めた瞬間に国家権力で廃棄されています。

捨てられていたのです。

記事→ 税金は捨てるお金

だったら生活保護のお金は誰が出したの?

通貨発行権です。政府からの無償のおごりです。

円の著作発行権を持つ日本政府が、円をデジタル発行します。

この財政手法を開発したのは、近世のイングランド銀行です。

管理通貨制度と呼び、そのお金を信用貨幣と呼びます。

記事→ 管理通貨制度+信用貨幣を知る

それで消費税増税に合わせて貧困化が進んだわけだ

当たり前です。

消費税増税すればするほど、お金をより多く廃棄し、福祉は次々と切り捨てられます。

日本人だけお金を増刷する知恵がなく、その結果はいかに

ナチスのヒトラーと同じだとの声もあるが

ヒトラーもまた、ホームレスや障がい者や一部の職業を国民の敵と定義し、「僕なら駆除できます」の演説で大ウケしました。

「国の負担はこいつらだ」「皆もそう思うだろ」とたたみ込まれたら、人権など無視するのが大衆です。『T4作戦』としてナチスは実行しました。

今回、人権の線で反論を試みた福祉関係者たちは、闘い方がずれています。

焦点はここ。

・ 福祉も含め、国の経費は全て国債発行でまかなうのが、1973年以降の世界
・ 国の福祉負担が大きいほど、政府は多額を発行し、国民は裕福になっていく
・ 税金は財源でないので、福祉関係者が大口納税者に感謝するのはナンセンス

上記を知るまでは、メンタリストDaiGo氏と同じです。

人権を唱えても、お金を奪われる被害妄想の人とは和解に至らず、平行線でしょう。

福祉の職についた後に、メンタリストDaiGo氏の主張を実行したのが次の人。

記事→ 口で言うだけでなく、行動に出たケース

日本の道徳は令和にさらに崩壊しているようで

皆、悪気があるのでなく、経済観念があべこべです。

お金への勘違い。

記事→ 2億円の薬に保険がきく

記事→ NHK報道が嘘でない頃

(※ なお、タレントのDAIGOという人もいて、無関係の別人です。)

日本に差別主義者が激増したのは、格差社会の国民分断に違いありません。しかし富裕者が貧困者の死滅を強く望む、その動機は財源論なのです。
Photo: by Zac Durant on Unsplash