保育所や待機児童の問題は、すでにカオスの状態
「未来子育て全国ネットワーク」の方が、ラジオ放送で最新の問題を訴えました。
まず保育園、保育所が足りない問題です。
1960年代から日本は三世代でない核家族社会で、働くママさんは幼児を預けます。この問題は1970年代から目立ちました。しかし保育所が少ない。
次に、保育所を建てにくい問題です。
場所がありません。見つかっても駅と反対の郊外だと実用性がない。しかも都市でも郊外でも、住民の反対運動が待っています。子どもの声や歌が耳にさわるから。
音以外に人も嫌いだし
ママさんの出入りもバタバタあわただしく、周辺に駐車したりで嫌われそうで。母も子もマイノリティーになって嫌われる対象なわけで、母子への社会の理解は薄れています。
しかも運営される保育所にも悩みがあります。保母さんが本当に給料を全額もらっているのか、ブラックの不払い状態でないかも悩みです。
突然の保育園閉鎖や、いっせいの保育業ボイコット事件も実際にありました。
全ての原因は、解決の糸口が間違っているから
そうした山積み問題を次々並べて、ラジオ番組は終了前にまとめました。
「行政は現場の状態をよくみて、理解して適切な解決をお願いします」。
「保育所の改善にも、私たちの税金が使われるのですから」。
・・・・・・・
んー?
ニヤリとされた方もいらっしゃいませんか。「私たちの税金が使われる」って。その解釈を財源論と呼びます。間違った考え方です。
税金は財源ではありません。通貨価値の安定が目的で捨てるために集める。原理的に財源なんかでないのです。政府にとって、税金は金目の物ではない。
もちろん都道府県市町村などの地方自治体は、国とは立場が異なり、地方税は域内の予算になります。でも本筋の問題は、国が自治体に渡す地方交付税交付金です。そのお金は税金ではありません。そのお金のつくり方は・・・
せーのっ
「打ち出の小づち、貨幣プリンター、通貨発行権と呼びまーす」。
正しい解決は、日本国内のお金の量を増やすことです。
ゼニをかっぱらって回すのではなく、新たに生み出して足しながら使います。
だから税金は、政府にとってのどから手が出るほど欲しいわけはありません。
お金を発行して投入すれば保育は完全解決か
それだけの話です。悩む意味がありません。
それに対して財源論は、税金を備蓄した総量一定のお金を奪い合う、共食い思想です。
通貨量を増やす概念がなく、単に今あるお金をあっち回しこっち回しの、イス取りゲーム方式ですよん。この分捕り合戦で、世の中がよくなるわけないでしょ?。
その間違った考えを持つ限り、カジノづくりなどおいしい利権がある陣営に、国の予算を持って行かれます。利権にならない保育は後回しにされます。
保育は巨額の富を生まないから、レントシーキング、ロビー活動で負けます。
総額が一定の財源論から卒業しないと、保育はオワコン
日本では間違った財源論で貧困化しています。お金を保育に回せば、高齢者からはお金を取る式の、食い合いの論法です。
国民がそう信じているから、政治家がそのとおり国民を苦しめてくれています。
「私たちの税金を大事に使って」と言えば言うほど日本は壊れ、高齢者と保育ママさんのどちらが倒れるか、辛酸をなめるか、人生をあきらるかの勝ち負けになります。
現に、保育は負け組です。
財源の奪い合いに負け、共食いで食われたのが保育。
じゃあどうすればいいの
本気で保育を改善するなら、正しい主張はこれです。
全員が座れるまでイスを増やすだけの話なのです。
お金を生めるとは、みんな知らない?
「お金を自由に増やせるなんて、たまげたー」。
「夢のような話だー」。
「夢やがなー」。
なんて思った方はいませんか。
世界中で毎日行われる積極財政です。高齢者と母子の両方をリッチにできて、別にとっておきの奥の手や裏ワザじゃないんですよ。
いざという時の伝家の宝刀じゃないし。貧困のひの字も起きないよう、先手を打つ日常の財政です。貧困になってから重い腰を上げるのは間違い。
鳴り物入りのイベントではなく、普段さりげなくやることです。どちらを切り捨てるかの非人間的な取り引きは、やらない方法に世界は変わっています。これが普通。
日本だけが逆をやってるわけ?
「国費は国民が払う」のあべこべの妄想で、日本はつぶれ込んでいます。
民主主義なので、妄想に沿って日本を回してくれる政府がいます。
国民の意向どおりに、女性の人生が転落するよう仕向けてくれて。
この貧困化は、国民が強く引っ張った結果です。
引っ張った覚えないけど?
「国は無駄づかいをやめろぉぉぉっ」。
「そうですね、保育も国の無駄ですね」。
「子どもが嫌いな人には、全く無駄ですから」。
「保育に使う目的の、お金の新発行を止めますね」。
保育問題は、資金を干された業界の斜陽化です(ポツリ)。
財源論で日本が解体される!
プライマリーバランスの黒字化目標で、今はママさんが非優先です。ママさんを優先すれば、泣いてもらう対象が高校生や慢性病の人に替わるだけ。
ママが安心して働くには、祖父母にくたばってもらう、日本だけの共食いです。
「公的サービスを私たちの税金でまかなう」で、破格の重税とサービス縮小です。
その解決に、コストはかかりません。通貨発行は無料だからです。
「未来子育て全国ネットワーク」の悩みは、正しい解決法が簡単です。
正解は、通貨の追加発行です。