日本に山積みの難題は、お金を追加発行すれば解決
1年延びた2020東京オリンピックまで20日。
国民は政治の無策を猛批判しています。
でも無策の原因は、国民です。
どういう意味?
わからないでしょ?。だから貧困なのです。
国の財源は税金ではなく、自国通貨の発行でまかなうのが正常です。
日本だけ異常。あべこべ。
結果は貧困。
外部→ イングランド銀行が説明するマネー・クリエイション(PDF)
まるきり逆か
日本の「失われた30年」(1992~)は、欧米国が指摘しました。
うち「デフレ不況の24年」(1997~)は、次の二つが原因です。
・ 消費税増税 = 買い物する通貨を故意に捨て、家庭内のお金を減らす
民間に出回るお金を故意に減らせば、一人当たりの所得は減って当然です。
国民が貧困化して、企業の業績が伸びず、雑誌が次々と休刊して当然です。
原発が壊れ、トンネルが崩落し、川があふれて大勢が水死しても当然です。
1997年以降、何をやるべきだった?
日本が24年間やり続けた「財政の健全化」の逆が正解です。あべこべ。
21世紀に中国共産党が行った財政や、2021年6月のアメリカのバイデン政権の計画を、1997年4月1日に日本が始めればよかった。
・ 通貨を増やす効果を打ち消さないよう、消費税3パーセントを0に下げる
・ 通貨をあまりに持ちすぎた高所得層の余剰金は、累進課税で捨てさせる
・ 政府負債(国債発行残高)を永久に増やし続け、右肩上がりを維持する
アメリカや中国はできて、日本ができないのはなぜ?
皆さんのガンコな迷信です。
・ 日本財政破綻論 = 国の借金が返せないから、お金を使うな!
・ ハイパーインフレ厨 = お金を発行すれば、紙くずになるだけだ!
・ 財政モラル真理教 = お金の発行は神の冒とく、天罰がくだる!
いずれ勝ち組も重税にやられ、「財源=税金」に殺されると気づくでしょう。
消費税35パーでは済まない?
財源論だと、所得の44パーセントの徴税が、スタート地点になる計算だから。
理論的に将来の税率は100パーを超えます。
「財源=税金」だと、タコが自分の足を食べて腹を満たし、永久に体重が増えません。
税金を財源にしないなら、ハード面で何が変わる?
体重が増え続ける国は「財源=通貨発行」です。他国は皆そっち。
日本が他国と同じことをやればどうなる?
デマンドプル型インフレ率0のデフレ日本が、晴れて2パーセントを超えるには、超えるまで通貨発行します。良性インフレ率2パー以上を財政規律とします。
物が売れない右肩下がりは終わり、インフレ好況の好景気が続きます。
政府からの出を入より十分に大きくします。身を斬る犠牲は不要です。国民が毎年払って捨てる納税は、劇的に小さくなります。
政府が増やしたエサを食べるタコは、自分の足を食べずに済むから成長します。
経済成長が解禁され、昭和のようにGDPが拡大し、所得が増えます。底辺層は中流へ、中間層は上流へ、億り人は二億り人へ、全階層の所得が増えます。
若い男性の所得も増え、生涯独身は減り、結婚と子どもが増え、人口が増えます。女性が景気調節でポイ捨てされず自殺せずに済み、活躍できるチャンスが増えます。
国保や年金は、今も通貨発行で半分出します。50パーを60や70に上げ景気を上げることが可能になります。「年金は破綻する」のデマは笑い話になります。
日本の国保と社会保障は、持続可能な福祉として注目されます。新自由主義で福祉を捨て没落中の北欧国も、日本をお手本として学び直すでしょう。
高速道路を無料にでき、企業も個人も出費が減り別の買い物ができます。出張費や運輸費がかさんだ、ビジネスの国際ハンデは消えます。
車やバイクが30メートル落下する低い手すりの道路や、天井が崩落するトンネルも総点検できます。人命よりお金を重視する風潮は後退し、安全第一の放棄を撤回できます。
税不足であきらめた災害対策を、あきらめずに済みます。水害や風害や雪害や、原発爆発に甘んじる無気力は消えます。お金と人命をはかりにかけた時代は終了。
財源が税金でないなら、住民の安全を切り捨てず、手抜き防災から足を洗えます。
政府が地方交付税交付金を削減し、地方を締め上げて破産させる動機は消えます。中央と地方が共食いするゼロサムゲームは終わり、日本全土はまんべんなく発展できます。
将来起きる東海地震や、富士山の噴火で被災した東京住民は、整備された地方へ速やかに分散滞在できます。全員が破産や廃業を免れ、首都圏が持続可能に変わります。
バブル時代の1989年に、日経平均株価は38900円でした。令和の2021年には3万円の壁で横ばいレンジ相場です。各企業がいくら創意工夫しても、金欠の国民は製品を買わず、業績が伸びずマイナス材料が多いからです。
税金を財源としなければ、国民の可処分所得は増えて物とサービスが売れ、株のPERは良好となります。バリュー株もグロース株並みに伸び、新興ベンチャー企業も次々と東証に上場し、IPOからプライムへのスピード出世でにぎわい、NYダウにも負けません。
税金を財源にしないなら、ソフト面で何が変わる?
日本人の性格や、国民性にも変化が表れます。
税金を財源にしなければ、お金のイス取りゲームは終了します。所得格差で恨み合わず、他人の増収を、自分の減収と受け取る被害意識は消えます。
「貧すれば鈍する」やモラルハザードは止まり、高齢者や障がい者や芸能人叩きも終わります。薄情で冷淡な優生思想、人権侵害、差別意識や好戦傾向、テロ願望も薄れます。
上司と部下のパワハラ、親会社の下請け虐待など、弱者攻撃はすたれます。国民が分断され、排撃し合うトレンドは、財源論とともに消えます。
お金で不自由する人が減れば、無差別テロや自暴自棄の粗暴や、死刑を期待する殺人は、時代錯誤になります。特殊詐欺で食いつなぐ若者も減り、カタギの仕事に戻れます。
「広島長崎の被ばく」「四日市ぜんそく」「水俣病」「血液製剤エイズ」「アスベスト」「ワクチン副作用」「障がい者優生保護」などで、国の責任回避は不要になります。
賠償すれば通貨発行で国は豊かになり、暮らしは上向きます。財源保護の目的で政府が鬼となる必要は消え、被害者を泣き寝入りさせるドケチのメリットはなくなります。
業界再編や企業改革はデフレの原因でした。故意にお金を減らした市場では物が売れず、企業努力は空回りし、リストラや廃業に追い込まれました。
改革すべきはグラウンドであり、産業のかき混ぜは中止。国民が購買力を持てば、企業は昭和並みに伸びます。貧困を悪循環させた改革ごっこは、理屈が立たなくなります。
そこそこ売れたJポップも、平成にファンが消えました。経済低落と重税で、熱烈ファン以外はコンサートへ行けずじまい。演劇や美術個展、見本市も行く金銭余裕がない。
税金を財源としなければ国民の手取りは増え、レジャーやエンタメに足を運べます。芸術分野でクリエイターが育ち、国全体の創造力にはずみをつけるでしょう。
博物館や美術館の収蔵物の手入れが不能、修復も不能、空調代不足などの施設の貧困化はなくなります。収蔵品を売り払って埋める資金難は解消します。
防犯や火災設備の削減で文化財が汚損や焼失した過去を改め、通貨発行を財源とする国際標準に従えば、最新設備とセキュリティーの購入が容易です。
金欲しさに資産を海外資本へ投げ売り、食いつなぐケースが激増しました。通貨発行でまかなう裕福な外国が、税金でまかなう貧しい日本を、刷ったカネで買い叩いています。
円欲しさに資産を手放す苦境は、公費を通貨発行する正攻法で消えます。高い技術を安く買った外資が、日本に製品を高く買わせる仕打ちも、円の発行で避けられます。
公務員や議員や皇室と国民が対立する理由は、「俺たちの税金だ」の妄想でした。公金が通貨発行と知られたら、公と民の敵対感情はこつ然と消えます。
税を食いつぶす特権階級に石を投げた、血で血を洗う精神闘争。分断された国民はいがみ合い、呪い合い、殺し合う。無差別テロ。この不幸な平成時代に終止符が打たれます。