日本国の借金1100兆円が嘘と知られるまでが長かった

マネー・クリエイション

日本の借金1100兆円で、子孫が地獄に落ちる警告は嘘

よく聞く話がこれです。

・ 日本の借金は1100兆円あり、国民一人当たり870万円
・ 4人家族なら3480万円

「あなたの一家は、その金額を今すぐ返せますか」。

「借金を今返さず、ツケを子孫に背負わせて平気ですか」。

「あなたは罪深い、人間のクズです」。

そりゃ顔面蒼白になる

国民はめちゃくちゃ縮みあがりました。日本経済も縮みました。

国民は借金を減らそうと焦り、その行動のせいで貧困化しました。

少子化が一気に急進して、原発は爆発して、取り乱した者の19人刺殺や36人焼殺の事件が連鎖。それどころか『主婦の友』は休刊。さあ、えらいこっちゃ。

どうしよう、どうしよう

縮みあがる人はピークを越えました。主婦も「1000兆円の借金はウソか」と理解し始めたからです。

なぜ理解できたの?

政府がお金を使えば、誰かに支払います。

誰に支払うの?

国民です。国外でなく国内。よそでなく、うち。自分が勤める会社だったり。

自分がもらうなら泣きませんよね。

まだわからない

政府の出資でトンネルを掘ります。飛騨トンネルや関越トンネルとか。消耗品ではなく、子孫がトンネルを通るたびに時間短縮の恩恵を受けますね。

子孫は建設費を請求されません。私たちも清水トンネル代を請求されません。

過去の土木建造物の代金を、子孫が請求された例は皆無で、見え透いたデマです。巨額を投じた新幹線も、今300円で乗れちゃうし。

トンネル費用を出すのは誰?

政府の打ち出の小づちです。国債(国庫債券)を発行して生む通貨です。

1964東京オリンピックでは確かにドル借金だったので、IMFが返済相手でした。しかし自国通貨の円建て国債だと、返済相手がいません。借りていないから。

自国でお金を発行して、自国の業者からトンネルを買う。それで完了です。

「国の借金1100兆円」は虚偽です。突っ込みどころが多くて、馬鹿すぎるウソを笑う間に、主婦層を不安にさせて貧困化を進めました。

日本の財政の危機は、漫才やコントのネタに使えそう

破綻の予感は実はあります。漫才みたいですが。

「日本の財政は危機で、近く破綻する」の警告が、初めにありき。お金がなくなれば財政破綻だから、皆がお金を使わなくなりました。使わなきゃ減らない小学生の理屈で。

お金を使うのを皆がやめると、何が起きたでしょう。

よほどの大事件が起きた?

みんながお金を使わなくなったのです。

なんで?

お金を使うのを、みんながやめたから。

みんながお金を使わないようにすれば、お金を使う人はいなくなる。

それ、トートロジー?

お金の動きが止まることが、経済の死ですよね。

お金を使わないことを不景気と呼び、経済縮小と呼びますね。

当たり前すぎて反応できん

経済縮小とは、お金を使わない意味ですね。

なるほど、ていうかアホでしょ

経済を縮小した結果、経済が縮小しました。

その後、無理心中や少女売春が流行りました。理解できてスッキリ、今夜は眠れそう。

お金を使わない心がけで、こんなになっちゃったー

いらない警告だった?

危ないと叫び、派手に飛びのいた。

実は危なくないのに。飛びのいた先で車にはねられ、天に召されたギャグです。

日本は黒字国だというエールは、1100兆円に関係なし

「日本は借金で破綻する」を否定する論も、間違いだらけです。

嘘を暴く側も間違ってる?

「日本は他国に貸しているお金が世界一多く、国際収支が黒字だから大丈夫」。

借りたお金が多くても、貸したお金も多い金持ち国だから、チャラにできる話です。

「赤字だけでなく、黒字も見よ」の助け舟。温かい声援、フォロー。

やれやれ一安心

関係ない話です。

1100兆円は円ですよ。JPY、日本円です。

日本政府が好きに発行できる日本円を、誰かに返済するわけがない

「国の借金」という言葉が、最初からフェイクです。

定義がすでにウソ?

1100兆円は、正しくは政府負債(Government debt)、国債発行残高とも呼びます。

通貨発行実績なのです。

悪事ですらない?

手柄を罪だとして、成果を汚点とけなすフェイクです。

国民は借金なし?

なし。ウソだった。

国民の実感が正しかった。今流行中の、架空請求詐欺ですね。

先の「対外黒字が大きいから大丈夫だ」へ戻ると、そもそも毒でない食品を食べた人に、「君の体は丈夫だから発病しない」の励ましは不要です。

それなら、赤字を減らすとどうなる?

1100兆円を1000兆、900兆、800兆と減らせば、通貨削減、経済縮小、貧困化です。

ただ今発行中のお金が回収され、国民は身ぐるみはがれ、全財産を失います。

国民は亡命する前に大勢亡くなります。国外脱出や退去できない人も多いから。

どこから理解すればいいのか?

簿記では、通貨発行分を政府赤字として計上します。

サラリーマンでない個人事業主で青色申告の方は「あれとか」とピンとくるはず。緑色で印刷された貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)というあれ。

記帳ルールに関係する?

いいですか。お金を発行した者や団体は、負債として書かないと帳簿に表現できません。それをもらった国民が、反対側で黒字になるからです。

お金を生む側の役所は、赤字をかかえ続け、増え続けるのが正常です。

多額なほど幸せな赤字を、借金と呼んでだましたわけ?

詐欺師の手口です。

「消防署の方から来ました」って。消防署員であるかに思わせ、単に方角だった。

日本人は、まんまと言葉にだまされました。オレオレの時代、タイトル詐欺の時代です。

SNSの「熊本市街にトラが逃げた」のデマとそっくり。だまされた人数は「国の借金」の方が多い。デマで国民が躍った平成の「失われた30年」でした。

でも、国民にあげた1100兆円を、政府は誰にもらったの?

打ち出の小づち。通貨発行権。貨幣プリンター。

お金は天然資源ではなく、政府が発行する契約書類です。

つまり、税金は財源ではないのです。

話について来れますか?。

母子の関係で考えてみましょう。

子育てにたとえる?

母親の母乳を赤ちゃんが飲みます。今も赤ちゃんの体内に残っている母乳は、何ccか。それが1100兆円に相当します。1100ccかは不明ですが。

一部はタンパク質が赤ちゃんの体になり、道路やトンネルに相当します。1年たてば体格が大きく重くなりますね。

母は母乳を他人から借りません。自前です。だから母は母乳を他人に返済しないのです。返済不能のデフォルトと呼ぶ破綻が、母には起きません。

当たり前すぎる

母乳代は無料です。粉ミルクを買えば有料ですが、ミルク・クリエイションはタダです。

赤ちゃんは成人後も、母に母乳を返さないのが普通ですね。

当たり前すぎる

しかし、日本人のほぼ全員が勘違いしています。

母乳の返済義務が、子孫にのしかかるデマを信じているのです。

ミルク返せってどんな母なんだ?

デマを信じて母乳をケチると、赤ちゃんは飢えて倒れる。危険性はそっち。餓死。

現に起きています。

ミルク・クリエイションが、マネー・クリエイションに相当します。

借金破綻の脅しがウソだったと、母たちにばれ始めました。

外部→ 自国通貨建て国債は絶対に破綻しないと言い出したのは誰?

日本の借金1100兆円は危機をねつ造したデマで、政府負債と呼ぶ通貨発行の合計です。国民が銀行預金やサイフの中に、今持っている資産なのです。
Photo: Adina VoicuによるPixabayからの画像