国債発行のお金は返す返さない本当はどっち?:簡単に説明します

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日本政府が国債発行で円を発行した、その代金は返す?

国債を売買したお金は、本当は返すのか、返さないのか。このお話です。

政府が打ち出の小づちを持っていると知れば、謎は解けます。

やれ返す、返さないと混乱しまくりで

各国政府が国債を発行する、これは真に打ち出の小づちです。

日本なら、財務大臣と財務省とで国債を発行します。

どういう手順か?

第一ステップは、国債を市中銀行、都市銀行や地方銀行が買います。国債を買う市中銀行から、政府口座へと日銀当座預金を移動(国債の支払い)します。

第二ステップは、政府口座から道路工事会社の口座がある市中銀行へ、移動(工事代金の支払い)します。

第三ステップは、その銀行から、道路工事会社の通帳に金額を書き込みます。

一連の行動を政府財政出動と呼び、積極財政の代表的なコースです。

道路工事以外は?

保健関係や国民へのサービス会社が多く、国会議員の報酬や公務員給与も国債発行です。

無駄な道路を多くつくるほど、日本国民は裕福になり国力も増強される道理です。景気は上がり、企業は製品がよく売れて、結婚と出産も増えます。

同じつくるなら、便利で役立つ道路がベストです。この選択を「ワイズスペンディング」(賢い出費)と呼びますが、くだらん出費でも貨幣は増えるから経済成長します。

お金を生んだ金額を、後で返すのはどの部分か

国債の購入代金は、市中銀行や外国政府に、日本政府はちゃんと返します。

返す期限が5年や10年など決められ、償還(しょうかん)と呼びます。

購入者には元本が戻り、利子ももらい、待てば必ずお金が増えます。

つまり国債の購入者は、期日指定定期預金を預けるに似た意味です。

でも国債の代金を返すなら、つまり借金の返済でしょ?

違うのです。ちょっと頭を使います。

「国の借金」はフェイク用語です。そして返さないに決まっている世界の常識は、国債を買った相手に代金を返す話とは違います。

「国の借金がふくらむ」のフェイクは、元本を返金する償還とは別の話です。

国債発行残高と呼ぶ、政府だけにある概念とは

政府が銀行から借りたお金が、企業に支払われ、道路工事の完成も近いとします。

5年や10年たって、国債の代金を銀行に返すお金を、政府はどう調達するか。

政府が国債を発行するのです。

返済分を、また、さらに重ねて出すわけ?

借換国債(かりかえこくさい)と呼びます。借換債とも。

簡単な話で、政府は打ち出の小づちを持ちます。

通貨発行権

日本国政府は、日本円の著作権も発行権も持っている。

お金をいくらでも出せる、当たり前の仕組みです。

財務大臣と財務省は、日本を裕福にも貧困にも、指一本で好きにできる仕組みです。

現にやっている。

でも円を無限には出せない?

国民が国内の商品を買い尽くして枯渇するほどまで通貨を多く発行すれば、超インフレになる可能性があり、その一点だけ注意。

もっとも、超インフレは急には起きません。次期バブルの金余りで消費ブームが過熱し、ブラック企業が消えて多子化になり、皆で毎晩歌って踊った後の話です。

高速道路が全てつながり、豪華なキャンピングカーの製造が追いつかない。各地のヨットハーバーもサラリーマンの船で満たされた後に、インフレ率を真剣にモニタリングしても間に合うのです。

インフレが激しくなれば、増税ですぐに冷え、調節は簡単です。

しかし次々と出せば、国債発行が年々増え続けない?

これまでに発行した円の累計、残高の合計が増え続けますよね。

国債発行残高と呼びます。

日本は2020年で932兆円です。その他も含めて約1100兆円です。

さらに新型コロナ対策で増えて、2021年2月に1200兆円を超えたはずです。

その累積分は永久に返さないわけか?

なぜ返さないかは、次のとおりです。

・ 国が消滅しない限り政府は永続するから、借り逃げの概念が存在しない
・ 円の著作権も発行権も政府にあり、もし返すなら返す相手は政府である
・ 元々お金はゼロから増やすから、ゼロに戻せば暮らしは原始時代に戻る

政府に100億円貸した銀行に、政府は100億円プラス利子を返します。

その100億プラスの国債を政府がまた発行して、返す時にあてるのです。

すると、トータルでどんどん増えて、ふくれ上がりますよね。

そのふくれ上がった規模が経済成長であり、現在の国力です。

俗に言う国の借金 = 国債発行残高 = 通貨発行合計 = 国民資産の規模 = 国力
日本はどの程度ふくれた?

日本は、明治時代から約4千万倍です(インフレ分は未補正)。

それを返したら国は荒野に戻り、人は猿の生活に近づきます。

猿の暮らしはご免だから、増やし続けるわけ?

しかも、政府が返す相手は政府なので、もうギャグです。

明治政府と令和政府に同一人物はいなくても、日本国政府という同一の政府だから。

外国も国債発行残高はふくれてる?

残高合計の絶対値は、世界1位が中華人民共和国、2位はアメリカ合衆国です。

3位は日本国、4位はドイツ連邦共和国です。

GDPが世界で、2位、1位、3位、4位の順に巨額です。

そういうことか

それで、敵国が国債発行残高を増やすのを阻止すべく、プロパガンダ工作を仕掛けます。

「国の借金が増えた日本は、近く財政破綻する!」と、日本国民をそそのかす。

「コロナ対策費がかさみ、財政は悪化します」と、新聞やテレビでも嘘を繰り返す。

敵国の経済を貧困化させ、コロナで失敗させ、低位の国へ突き落としてやるためです。

政治家を買収し、他国の派遣要員が政策委員に乗り込む時代です。中国人を疑う人が多いでしょうが、一人はイギリス人です。

明治から積み上げた大金はどこへ消えたの?

インフラなどの品に化け、今の国民の銀行預金とサイフの中です。

蒸気機関車は新幹線に、人力車の乗場はジェット旅客機の空港にと、隔世の感があるほど暮らしが便利になりました。政府がコツコツと増やし続けた円で買ったから。

井戸でなく水道。くみ取りでなく水洗トイレ。下駄を蹴らなくても、スマホで天気予報。ウルトラシリーズみたいなテレビ電話。夏涼しく、冬暖かいエアコンも。電気やガスも。

未舗装の泥道など、県境の峠にも希少です。通学路にはガードレールがあり、児童は車にひかれない。がけ崩れも起きず、川の水もあふれず、停電も起きない。

明治時代との違いが、国債発行残高がふくれあがった効果です。

国債発行残高が大きい国は、人工衛星や惑星探査機も宇宙へ飛ばせます。

他の天体の石を集めて、地球に持って帰ることもできます。

記事→ 経済学は国債を誤解しまくり

国債の代金を、政府は購入銀行へ返します。返す時に改めて国債を発行し、その累積残高を返さないのが世界の制度です。返すと弥生時代に戻ります。
Photo: by Tango Tsuttie on Unsplash