1980年以降に生まれた若者は、政治に抑圧されている
氷河期世代の女子大生が、就職の面接での体験を話したラジオ放送。
面接官が、同じ質問を繰り返すのです。答えても答えても、同じ質問を何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、CDプレーヤーのリピートみたいに。「この人、発狂したのか」と。
セクハラを受けた女性も意外にいるという。
「彼氏はいますか、どんな関係ですか」。
昔もあったの?
そんな話は、1997年の緊縮財政と消費税増税より後です。バブル後の平成大不況から。
デフレ不況は経済縮小であり、人が不要で余ります。低賃金のブラック企業しかないからとハロワに通わない者は、失業者の統計から外されるカラクリもあるし。
縁故で新入社員は足りるから、消化分の面接官はモンスターやマウンターとなり、受験生いじめが始まります。霊長類の本能です。
若者は選挙に行かないから、抑圧を受けるのか
過度な抑圧は、高齢者や働き盛りの社会人も受けます。あおり運転もたぶんその反映。
日本は今、部分的ではなく、全体的に狂っています。昭和とは違う。
選挙に行けば政治に意見が反映するかも
一般に、若者が選挙に行かない理由は、人生経験が少なく判断力が乏しいせいです。
人を見分ける目がなく、誰に投票すべきかわからないから。
無理に関心を向けたらどう?
すると今度はイメージ戦略に引っかかります。若者は詐欺にかかりやすいのも特徴です。
若者ははっきりした人に好感を持ち、ワンワード断言や極論が好き。炎上する人も好き。激しいスローガンに魅力を感じ、吸い寄せられます。
粗暴なパワハラタイプに、若者は加勢しがちなのです。
若者は純粋主義で、原理主義で、年輩ほどには柔軟でない。許容幅がない。
だから扇動に乗せられやすい?
ナチスのシンパも若者でした。
若者は「改革」「革命」にあこがれます。赤軍派も80代後半でなく、20代前半でした。
「この改革は逆走かも」と疑わず、「改革が不十分だ」と叫んで戻ってこない。
権力側に若者をだます担当がいて、フェイク情報でワナにはめます。
具体例は?
「高齢者や障がい者は国民の負担になる」を、折々にほのめかすマスコミもそれ。
高齢者と若者にお金のイス取りゲームをさせて、国民を分断し社会問題を増やす。
選挙投票は、緊縮財政と積極財政を見分ければ十分
日本の致命傷は、緊縮財政と消費税増税で起きた、25年続くデフレ不況です。
国民所得を減らして価格破壊させ、企業や技術や特許や、土地や建物を外資に格安で買わせ、日本の所有から外す資産移転が進められています。
日本だけが緊縮と増税なので、日本人だけが生活費に困り、虎の子を投げ売らされて。
大学生に関係ある話は?
国は大学に補助金を出します。でも、税金は財源ではありません。
補助金は公金と呼び、政府がデジタル発行します。
政府は通貨発行権を持ち、自ら発行しては使い、発行しては使いして。
補助金を多く出すほど、国全体が金満に向かい、コンビニのバイト料も上がります。
出費のたびに、打ち出の小づちを振るわけね
ドイツでは入学料も授業料も無料です。日本と違い貧困家庭でも行けます。
昭和の日本の大学も、ドイツに近い国策でした。日本も補助金が多かった。
だからお金の全体量が増え、昭和は経済成長したのです。
今の大学生は世界を知らないはず
今、知りましょう。日本以外では、国費を国民が負担しません。
アメリカ政府が財源に悩む話題を、誰も耳にしません。財源は国債一択だから。
日本の金欠はお芝居なのです。若者はそこから知っておきたい。
選挙の候補者をどう見分ければいい?
・ 積極(せっきょく)財政 + 消費税廃止 = 経済拡大し富裕化 + 自殺率ダウン
貧困をなくすと言いながら、公費の縮小を唱える候補者は、要するに大嘘つきです。
職業訓練を充実させる者も、国全体の貧困をミクロの個々に責任転嫁するワルです。
日本を変えるという公約はどう?
「日本を変えよう」は、外資を入れて主導権を外国に渡す意味です。「前進させよう」は平成の変化を強める意味です。つまり弱肉強食の格差社会、分断社会の徹底です。
「身を斬れ」は、所得を減らす意味。「改革しろ」は、民族のDNAを取り替える意味。
そうさせまいと一応は言う積極財政議員の顔写真(2020年与党)
国会では何を議論してる?
2022年11月2日に公開された、参議院議員が財務大臣に質問した動画です。
・ 財務大臣 「理解しましたが、変えるつもりはありません」
内閣が日本経済を破壊して貧困化を進め、国民を自殺に追い込む原動力は、国際陰謀ではなく、霞が関の一室の因習だと動画からもつかめます。政策の動機は私情です。
詳しい議員以外の、平均的な議員は知識ある?
与党で比較的ましな議員です。若者は何が何だかわかるでしょうか。