若者は選挙で誰に投票すべき?:緊縮財政に入れるから貧困化する

選挙投票

1980年以降に生まれた若者は、国策で不幸に落ちた

氷河期世代の女子大生が、就職の面接での体験を話したラジオ放送。

面接官が、同じ質問を繰り返すのです。答えても答えても、同じ質問を何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、CDプレーヤーのリピートみたいに。

「この面接官は発狂したのか」と、ショックで気味が悪かった。

セクハラを受けた女性も意外にいるらしく。「彼氏はいますか、どんな関係ですか」。

昔もあったの?

そんな話は、1997年の緊縮財政と消費税増税より後です。バブル後の平成大不況から。

デフレ不況は経済縮小であり、人が不要で余ります。低賃金ブラック企業の募集に幻滅しハローワークに通わない者は、失業数の統計から外されるカラクリがあり。

縁故で新入社員は足りるから、消化分の面接官はモンスターやマウンターとなり、受験者いじめが始まります。霊長類の本能です。

いじめ国のグラフ

若者は選挙に行かないから、賃下げのターゲットに

若者は選挙の投票が苦手ですね。

20代の初期から選挙投票していた人は、ほぼ全員が宗教団体の縁故でしょう。

若者が投票に行っても、世の中が悪いままなのはなぜ?

国を壊す政党に入れるからです。

現日本の政党ビッグ4は全て「新自由主義+グローバリズム」であり、緊縮財政と増税による通貨削減で、賃下げと手取り減、格差拡大と選民思想を実行中です。

途上国出身の移民を増やして賃金アップを縮小、国民を分断させ伝統文化を薄めていく。

若者までがなぜビッグ4に投票したの?

ビッグだからです。

有名どころに投票しちゃうんだ

テレビによく出る政党ほど景気を上げるはずと、有権者は総じて勘違いしています。

実は逆です。有名な党ほど、不景気にします。

なぜ逆になるの?

ヒントは今現在、日本経済が低落中であることです。落ちる時間帯に人気の高い政党は、落とす役です。当たり前の現象。

新政党の落選者が、増税で手取り減にさせた犯人なわけはない。郵政民営化も、存在感のない小物のしわざではない。

日本をつぶした主犯は、必ず当代の名士です。

若者に見識が必要か

一般に、若者が選挙に行かない理由は、人生経験が少なく判断力が乏しいせいです。

人を見る目がなく、誰に投票すべきかわからない。

だから扇動に乗せられやすい?

若者はイメージ戦略に引っかかりやすく、詐欺にかかりやすい特徴があります。

若者は「改革」「革命」にあこがれる。赤軍派も中高年でなく、20代前半だった

「改革は逆走かも」と疑わず、「改革が不十分だ」と叫んで疾走する。

若者は純粋主義、原理主義、年輩ほどには柔軟でない。許容幅がない。

若者は、自己責任、自助、身を斬る、が今も大好き。

強い昭和日本を壊した平成大改革

権力側に若者をだます担当がいて、上手にワナにはめます。

どんなワナ?

「高齢者は働く国民の負担になる」の報道もそれ。

高齢者と若者が問題意識を共有し、手を組み政権批判するのを防ぐために、両者の対立に熱中させる、グローバリズム企画本部の技法です。

国民は味方を敵と誤認し、真の敵は隠れる。

記事→ 日本の敵は働かないやつだ、と信じた若者

近年の投票は、緊縮財政か、積極財政か、が最重要

日本の低落とは、緊縮財政と消費税増税で起きた、25年続くデフレ不況です。

発行済みのお金(マネーストックM2)を国策で削減し、国民所得全般を下げて物が買えなくし、売れ行き不振で価格破壊させます。

企業と技術や特許、土地や建物を外資に格安で買わせる「資産移転」が目的のひとつ。

このグラフの後も同じ調子で驚き

僕らは経済を落とす政党に入れてた?

国民は緊縮財政の政党を支持し、賃下げを食らい続けています。今も。

・ 緊縮(きんしゅく)財政 + 消費税増税 = 経済縮小し貧困化 + 自殺率アップ
・ 積極(せっきょく)財政 + 消費税廃止 = 経済拡大し富裕化 + 自殺率ダウン
何が焦点かも、国民は知らないんだ

「きんしゅく」の語を知らず、緊縮と積極とで迷うわけ。180度逆なのに。

「政党は皆同じ」「どっともどっち」「全てが信じられない」「プロレス」と、スネたりひねくれて。結局イケメンや美人、タレントやスポーツ選手に一票入れる。

投票後に人間不信に陥った人は、好感度やビジュアルに魅了されるタイプ
政党が緊縮か積極かは、どう見分ける?

積極財政の党はこう言います。

・ これまでの逆をやり、失われた30年を止めます
・ 新自由主義とグローバリズムに反対します
・ 消費税を減税し、できるだけ早く廃止します
・ 社会保険料の逆進性を正し、額も今の半分以下に
・ 所得税103万円の壁など、低額の壁をなくします
・ 公共事業を増やします
・ 年金支給を増やします
言うだけなら誰でもできる、と批判が来る

今落ちている日本にいると、落とす行動に親近感があり腑に落ちるからです。悪い時代にほどよく感じる公約は、経済悪化させる毒物です。

具体的には「国の無駄をなくそう」「財源不足なので重税を」「低所得層を増税せよ」。軽自動車の増税も格差拡大です。

税を財源扱いするとゼロサムゲームになり、A氏を生かすにはB氏を殺す計算です。両氏とも生かす公約には「不可能」「ポピュリズム」と感じる。

緊縮財政の政党は、何を言い出すの?
・ 国民をさらに幸福にします
・ 日本をよりよい国に発展させます
・ 安心して暮らせる安全な社会を求めます
・ 様々な問題に適切に対処して解決していきます
・ 難問の解決は、経験と実績のある我が党におまかせを
何をやるかは具体的に言わない!

通貨削減して日本を弱くするから、美文で飾る作戦に当然なります。

「従来どおりがんばります」の政党は、従来の経済悪化を続けます。

緊縮と積極の決定的な違いは?

財源です。

緊縮財政の党は、税金です。なので増税する。

積極財政の党は、国債です。なので減税する。

他国は国債だし、減税もしてる

唯一の正解を、世界で日本人だけが嫌います。それで積極財政の議員らも、国債を大声で言いにくい。

「子孫にツケを残す無責任な政党」と、知ったかで襲ってくる。

国会もその調子か?

「ない袖は振れない」と言う議員は、通貨発行を知りません。議員も朝三暮四で考えて、A氏とB氏の片方が倒れる選民思想が前提です。

それが「選択と集中」という間違い。

本当は利権はあって当然で、利権の特定化が格差拡大となり日本を壊す。

失われた30年は、実は77年だと聞くが?

2022年11月2日に公開された、参議院議員が財務大臣に質問した動画です。

・ 質問議員 「敗戦時に強いられた悪法は、悪だから変えよ」
・ 財務大臣 「理解しましたが、変えるつもりはありません」

内閣が経済を破壊し貧困化を進めるのは、台所番の財務省の思想だと動画でつかめます。動機は出世の人事評価だとの証言が多い。

緊縮財政の党は賃下げし、積極財政の党は賃上げし、各政党は全く逆です。政府の国債発行と、企業の人手不足が両立しないと、賃上げは不可能です。
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