志村けんさんが新型コロナで死去|グローバリズムの曲がり角が迫った

志村けんの眼鏡

日本の喜劇王、志村けんさんがコロナでまさかの死去

タレントの志村けんさん(70)が新型コロナウイルスに感染して亡くなり、ニュースの続報がどんどん増えています。

ザ・ドリフターズで才を磨かれ、傑作番組『8時だよ全員集合』をいっそう盛り上げたのがキャリアのスタートでした。『バカ殿』『変なおじさん』など多彩な出し物で、他国からも「日本の喜劇王」と呼ばれるそうです。

窮地の先輩や後輩へひそかに支援していたエピソードが多い人が各業界にいますが、芸能界では志村けんさんがそのタイプで知られます。

次の10年で何を見せてくれるか、多くが楽しみにしていたレジェンドでした。

芸能界全体がすごい嘆き方

訃報を受け、新型コロナの深刻度が増幅されました。発生源と疑われていた中国憎しで、日本にいる中国人バッシングになりかかっています。

しかし中国人の大半は、当地の法律や制度に従って暮らしているはずで、一人一人を恨んでも筋違いです。では、皆は何を問題視すればよいのでしょう。

あれか?

考えたいのは国境の機能です。日本に広がった思想のひとつが新自由主義経済で、もうひとつはグローバリズムです。世界を自由に解き放ち、ひとつにする考え方です。

グローバリズムは、人・物・金の移動を自由化して、国境を廃止して世界経済をひとつの価値観で統一する、宗教的な経済理念です。

よく聞いた「地球市民になりたい」が、グローバリズムの標語です。

全体主義の思想です。

不労所得で儲けるには株価が最も大事とされ、それと衝突する文化の違いや民族の共同体や連帯感はじゃまになります。それらを消す裏の目的がグローバリズムです。

グローバリズムには、非人間的な面が強く表れます。

具体的には?

たとえば日本語を禁止すれば、日本独自の思考法を消せるわけです。欧米人と同じ尺度で一人ずつに値段を平等につけられますね。それがグローバル思想です。

地図に引いてある国境を事実上なくすために、地域文化や民族の連帯を切って回ります。切りたいひとつが入国制限です。

外国人労働者を増やしたいわけか

島国の国境を低く下げる日本の移民政策は、EU国同様に感染ルートを広げた失策だとの見方はできるでしょう。

グローバルに移民を増やしたので、国民が感染しやすくなりました。東京の志村けんさんは、その点で不利だったかも知れません。

貿易がスルーなら、防疫もスルーになる理屈が、世界で軽視された時代です。

日本経済がデフレ不況だから、コロナに対しても非力

志村けんさんは、自分が貧困で経済活動を強行したのではありません。逆にコロナ不況に対抗し、お金を使おうと出歩いていたようにみえます。

しかし、日本全体を覆う平成デフレ不況の貧困化が、コロナ対応を弱めています。

他国が積極財政と減税で好景気だったこの23年間に、日本だけが緊縮財政と消費税増税で逆走し、必然性のない貧困化で、微生物に弱い防備に落ちました。

コロナ以前から国が傾き続け疲れた状態に、コロナが加わったかたちです。

日本が以前から傾いていたと知らない人が多い

日本だけは泣き面に蜂か?

マスクを高く売って儲けたい人の多さも、貧困の表れでしょう。

お客となる貧困生活者たちは、10枚2000円に上がったマスクなど買えないから、保菌者になるもやむなしと妥協し、ウイルスを広げる側に回りやすい。

「自分が感染しても、給料と貯金でできる範囲でやったのだし」と。

「保菌者の僕から他人へ感染するのは、他人の自己責任でしょ」と。

平成30年を経て、日本人はもう投げやり。

貧すれば鈍するってやつ?

「金欠だから、できることは限られるし」の言い訳が立つのです。

国がお金を使えば一万円札が減る。その補充で増税になる式の勘違いを今も多くが堅持したまま、コロナと戦っているわけです。

国がコロナ対策の手を抜いてくれたら、税金を浮かせて一万円札が守れるという間違った財源論が、対策を後手に回らせています。

お金を順調に発行している他国にくらべ、日本は「Too little, too late」です。

コロナ対策コストは、本来は誰が払うの?

誰も払いません。各国政府は最低1個の打ち出の小づちを持っているからです。

でも、人々は税金は財源だと誤解しており、自分のお金で他人が助かるのが腹立たしい。犠牲が減っても増税になるのは不服で、政府にコロナ対策をやめて欲しい心理です。

日本政府は、どこで平成30年の過去を挽回すべきか

日本がやるべきことは、グローバリズムがスタートした時からの、逆走的な貧困化作戦から順走に転換することです。イギリスやアメリカはそれを始めていますね。

基本が消費税撤廃です。これで毎年の円発行90兆円を110兆円に増やし、徴税を60兆円を40兆円に減らし、物が多く売れる国へスイッチを入れ替えます。

自分でわざと通貨を減らして、当然起きる売れ行き不振を嘆いてみせる・・・、23年も続けたこのお笑いコントをやめる時です。

日本経済は、世界の喜劇王。

消費税の穴埋めで法人税は増税すべき?

消費税を0にした分は、そっくり通貨発行するだけです。法人税と消費税の付け替えは、財源論の思想で生じる共食いです。

もう知られていますが、消費税を増税するたびに、法人税を減税してきました。法人税の計算法を所得税と混同する人が多すぎて、誰からも文句が出なかった盲点でした。

国民は今もそのトリックにだまされています。しかし消費税をやめて、金持ちの税を高く戻すのは、やっぱり財源論の共食いです。

税を取り合いしちゃだめ?

税金は間引いて廃棄する余剰金であり、国は円を追加発行して増分を出費します。

政府出費の年間240兆円は同じでも、歳入の消費税分を、貨幣発行に替えるだけです。

与党からも出た「コロナ不況での生活費喪失の補てん案も、復興国債の発行で用意するのです。復興国債です。増税でなく国債ですよ。復興税は、財源論の誤解ですから。

3.11の後に導入した復興特別所得税は、バカ殿並みのお笑いギャグ的な失政です。

所得補てんまで加えて、2020年は340兆円ほどの政府出費がおすすめです。インフレ率と実質賃金上昇率を継続的にチェックして、インフレ率を高めます。

その後は?

ふだんから適度にお金をばらまいて、国全体に無駄を多くしてゆとりをつくることです。株主の利益は賃下げ分を回す共食いをやめて、売上増で生む発想に変えます。

プライマリーバランスの黒字化目標なる新興宗教ジェノサイドは、微生物で起きた騒動でネタばれしました。

記事→ 消費税の役目を日本人も知ろう

志村けんさんのコロナ感染死去は、デフレ不況下で常勝する有名人が、世界の貧困化政策の牙にかかったかにみえます。グローバリズムの結末です。
Photo: by Kari Shea on Unsplash