勘違いで欧州を模倣した消費税、廃止は歴史の必然
独立国には通貨発行権という当然の権利があり、自国通貨を必要なだけ造幣できます。
造幣。ぞうへい。お金をつくること。
つくって使えば、回転中のお金は合計が増えます。GDPのこと。
お金をつくる特殊法人を「政府」と呼びます。
それ国民は知らないし
日本政府は円を必要に応じて、好きなだけ、いくらでも、必要なだけ、どこまでも多く、たくさん、山のように、どっさりと、いっぱい、滞りなく発行できます。
造幣できる金額は物理的には際限なく、実務的には上限があります。あらゆる商品を製造して店で売る総合力です。工場と店が多いほど、造幣を増やせます。
それも知らないし
インドより人口が少ないアメリカなのに、GDPはインドよりかなり大きいのはなぜか。商品をかなり多く作れる工場や、研究開発所のかなりの多さが理由です。生産力が高い。
生産力が高いと、商品の激しい枯渇、別名超インフレが起きにくい。だからアメリカ政府はインド政府よりも、多くの自国通貨を刷って国民に渡せます。
合衆国政府が市場にポンポンお金を放り込む、その量がインドより断然多い。それで日本の年収300万円の仕事でも、アメリカだと1100万円相当と高い。
連邦準備銀行(FRB)がドルを多く発行し、市場に潤沢な資金があるからです。
日本はアメリカに続くナンバーツーだったが
昭和に世界2位のGDPを築いた日本が、平成に中国に敗れて差があいた理由は、生産力がアメリカに匹敵し、でも通貨発行をインドふうに減らしたからです。
日本の没落は消費税増税が最大の原因です。ここがまだ国民の理解の外とわかります。
消費税が善か悪かを、理解できそうで届かない国民
消費税は景気を冷やすから、実験を終えて撤廃すべきだと専門家の間で広がっています。
しかし一般国民はチンプンカンプンです。
消費税は不要だった?
1989年の導入時から不要でした。金持ち冷遇の物品税をなくせば足りたのです。
消費税は、消費行動へ懲罰を加える反則金です。買い物客を罰則で叩き、購入を思いとどまらせる効果です。
たばこ税から広げて、お米税や飲み水税として売買ペナルティーとしたのが消費税です。「買うな」「買うなら割増金」と、景気悪化を促進させる偽計業務妨害みたいなもの。
そういう隠れた負の側面があるとか副作用とか、陽と陰の二面性とかではなく、最初から景気を冷やす以外に効用がない税金です。
国民はなぜそこが理解できない?
先に財源論を吹き込まれているからです。インプリンティング。
消費税は福祉の財源、社会保障費だとのあり得ない珍説が通っています。
「介護や福祉コストをまかなう消費税は、少子高齢化社会を支えている」。
「消費税は景気を冷やす悪い税だが、財源を確保する苦しみに耐えよう」。
消費税を上げるほど福祉コストがカットされる実態を、NHKラジオが言ったのに。
国民は何を知るべき?
税金は財源ではありません。国の財源は通貨発行です。
・ 自国通貨建ての国債は政府が無償で発行でき、通貨発行分を返済しない
・ 税金は貨幣の間引きであり、余剰通貨を除去するインフレ抑止策である
消費税が必要な場合もないか?
バブルが過熱して、隣近所がグランドピアノを買い、町の何人もがスーパーカーを買い、自家用ヘリコプターも買うとします。そこまでみんなが裕福になれば、牛肉やフルーツ類も多く買い込み食べまくります。
何でも多めに買います。少年がエレキギターやオートバイを、一度に3台買ったり。
その時すでに、日本のGDPはアメリカを超えて世界一になっています。
すると市場の商品が枯渇します。2020年4月にマスクやトイレットペーパーや、消毒用アルコールや防護服が不足して、買えなくなったみたいに。
それが、あんぱんや電池や虫さされ薬や、下着やアルミサッシにも起きるのです。
下着メーカーが増産すればよくない?
それが正解です。
しかしメーカーの増産が追いつかないほど国民が爆買いを続ければ、力づくで買いすぎの阻止が必要になります。お金の発行元の政府がお金を削減して、買えなくします。
消費税は商品価値を下げる役目か?
買う気をなくさせ、店の棚に残るよう仕向けます。
買い物を食い止め、客を家に帰す。
税金を広く薄くとる意味はどう?
頭がおかしい。もろ人権侵害のレイシズムです。
消費税には反社会性があります。所得税には累進課税があり、貧富の差を縮めて職業差別を軽減し、共産主義革命を阻止します。
消費税は逆で、格差を広げて共産主義革命へ誘い込みます。国を内戦にさせる圧。
現に北海道や沖縄県、大阪市や横浜市は、日本から見捨てられた恨みで、国からの独立を検討中ですよね。外国資本で出直そうとする、革命の芽が育っています。
平等な税こそ人権侵害なの?
「消費税は富裕者ほど多く払うから平等だ」は見え透いた嘘です。
たとえば400円の唐揚げ弁当を買うと、富裕者も貧困者も同じ32円を払います。同額だから人頭税なのです。
それで消費税アップを高収入層は喜びます。下層民を貧困化させて喜ぶ立場だから。
累進性でなく逆進性の方が、格差がうんと開いて気持ちがいい上に、儲かるからですね。金持ちにとって、低所得層をさげすんで馬鹿にするのは気分爽快だから。
人間は差別が大好き。だから格差を拡大したがる。だから富裕層は消費税が好き。
それ他でもよく聞くわ
たとえば銃を規制するなら、銃を持つ者に差し出させます。持たない者に銃を買わせて、その銃を差し出させる行政は、他意があると疑いますよね。
「広く薄く負担」はとても意地が悪い。さりげない差別主義の選民思想なのです。
北欧国はなぜ消費税率が高い?
全国民に生涯年金が約束されるから、国民に老後の備えは不要です。つまり日本の上級国民よりも、将来破産して路上生活に落ちる不安がないから、お金を使い惜しみません。
住所不定無職が多い日本にくらべ、北欧国は人権意識が高いといえます。
お金を余らせては死の床で後悔するから、生きている間に色々体験したくて、爆買い傾向が出ます。それで社会主義に近い国は、税で消費のブレーキを強めにかけます。
そこ絶対みんな勘違いする
素人がやる勘違いは、「厚い福祉に回す資金を、税率を上げてかせぐ」です。
正解は、「厚い福祉だと景気が上がりすぎるから、税率を上げて冷やす」です。
ザイム真理教からの脱出は、コロナ地獄からの生還
国民に間違った思い込みがあります。
「みんなが払った税金を国に蓄えて、予算とする」。
「国がお金を使うと財源が減り、いつか破綻する」。
「増税するほど、財源が多く増えて国力が高まる」。
「コロナで人命を失えば、金庫の一万円札は温存」。
誰がそそのかしてる?
一言加えるニュースキャスターがいます。
「コロナ給付金を出すと、財源が心配です」。
「コロナ対策費で、国の財政は悪化します」。
マスコミは財政破綻を信じてるわけ?
唯一の正解である国債発行をやらせまいと、国民に吹き込むフェイクニュースです。
視聴者は次の考えへ走ります。
「コストがかかる弱者の人権は、低くするべきだ」。
「高齢者や障がい者を、国から排除すべきである」。
「難病患者も死んでくれたら、国のお金が助かる」。
なぜ報道は財源論のフェイクを広める?
国民に本当のことを番組で言うと、ザイム真理教から電話がかかってくるそうです。
ネットでは通貨発行権は禁句でなく、ウソもホントも両方あります。ホントは少数。