ダイアモンドプリンセス号船内隔離と新型コロナウイルス検査の謎

ダイアモンドプリンセス号

ダイアモンドプリンセス号の古い事件と、数奇な運命

ダイアモンドプリンセス号といえば、2002年の火災を連想した方もいるでしょう。

長崎の造船所で、製造中の不審火で火災が起きたあれです。同仕様のサファイアプリンセス号と入れ替えて、遅れてオーナーに納品した謎の事件がありました。つまり、火災とは無関係なのが今のダイアモンドプリンセス号です。

船籍はイギリス領らしく、オーナーはアメリカの会社。

船が見分けられないけど?

世界にたくさんある豪華客船の中で、ダイアモンドプリンセス号の見分け方は、後部の高い位置にある設備です。ジェット旅客機のエンジンのような装置が目立ちます。他の船にはありませんから。

それが今コロナウイルス騒動

2020年2月に船が横浜港に着いて、香港から乗ったとされる感染者が船内にみつかり、大騒動になっています。政府方針で、船内に全員を閉じ込めて隔離しました。

世界は驚きました。「全員を船から出して、感染を調べて、互いに引き離し、個別対応したらよいのに」と、普通は考えるからでしょう。船内で感染が進むのではと。

船内に3700人もいるので、日本側が正しいかは両論あります。隔離する時間帯は必要ですが、感染者がわからないまま、全員まとめて船内に収容しています。例によって説明が少なく、不安になります。

日本側は何となく士気が低くて、異次元緩和的?

日本のリスク管理力のなさが、世界のニュースになっています。アメリカの新聞に、日本批判が書かれました。検査しない不思議とか、乗客の疑問に無回答が多いとか。

このうち説明の少なさは、平成日本の上級国民と下級市民の関係に似ています。説明責任は、説明する者の自由裁量とするのが日本式です。ウソ混じりでも下級市民は平気で。

日本では景気の悪化にまるで比例するように、人間関係がギスギスして、それが人権侵害のかたちで定着しつつあり、しかも国民は侵害に不感症になっています。

反応の鈍さに、何となく途上国化した気分がありますね。

例によって自己責任論?

豪華客船で旅する人の勝手だという空気もありませんかね。

二言目には「僕らを巻き込まないでね」という、関係を断ちたい感覚です。日本人のひんやりした感じが何か怖い。

何が怖いか?。

貧困化が。

人柄がバブルの時と違いすぎて。社会が人を染めてしまう怖さがあります。

マツコ・デラックスの嘆き?

日本は30年近く不景気を続け、他国からみて低い人権意識が前から指摘されていました。世界の順位づけがあって、上から120位あたりだったような。

デフレ不況で日本人同士は共食いみたいに勝負してきたけれど、外国人に対しても傾向が出たのかなあと。斜陽国の心の折れ方は、海外の目に違和感があるはずです。

だって海外は経済成長していて、国が終わった論とか何のこっちゃと(後で図示)。

政府専用機のコストを、救出された人に払わせる勘違い

日本政府の緊縮財政と消費税増税によって、日本は人類史上最長のデフレ不況を記録更新中です。先日も、その記録を伸ばして、大勢の国民を失いそうな政策が予告されました。

そんな中、伏線となるミニ騒動が起きました。新型コロナウイルスが流行中の中国の武漢市から日本人を連れ戻すために、政府専用機を飛ばす案です。総理大臣も使うジェット機です。

1人8万円の運賃手数料をとる予定でした。

課金に対して「そのとおり!」と賛成する声が多くありました。手数料なんてウソだろという派への攻撃がすごかったのも驚きでした。

税金でまかなうデマのせい?

8万円に賛成した人は、財源論を信じています。次のような筋書きです。

「国民は税金を納めて国庫という財源をつくっている。政府専用機や燃料など経費は国庫から出している。武漢市から日本へ飛んで助かった者は受益者負担として、経費を割り勘にして返済して、国民の税金を使い込んだ被害を弁済するのが当然である」。

いかにももっともらしい!

完全に勘違いしています。

まさか政府に通貨発行権があって、無償で円を新造し放題で、政府専用機の支出も過去ずっとそれだったとは、全然知らないわけです。

てっきり財源と呼ぶ金庫があって、使い切れば空になると勝手に思っていて、それで焦って国費を使う者を攻撃しているわけですね。

定量のお金は実はないんだ

独立国には、財源なんてもの自体ありませんから。お金を刷れるから。

お金を増やすことも、減らすことも、政府は好きにできるのです。途中でも自由に。

世の中が明るく見える♪

だからアメリカ大統領が日本でパレードしても、大量動員した警察官に手当をばっちり出せるし、アメリカへの謝礼金も貨幣プリンターの円を使えるのです。

警察官は税金から給料をもらうのではなく、円を発行してもらっています。

日本では政府だけが無料で何でもできます。税金とは全然関係ありません。税金は市中の余剰金なので、本来は回収すれば捨てるのです。

政府がお金を発行して国費を支払えば、国内にお金が増えて経済成長する国際的な仕組みを、ほとんどの日本国民が知らないことが、今回わかりました。

でも政府も財源論を信仰してるし

そこです。

そこが、今回表れました。

ダイアモンドプリンセス号の件は、コロナウイルス検査をコスト削減したい方向で進められています。

「船や旅行会社の自己責任だから、国を当てにするな」と。国会議員と官僚たちもまた、財源論でウイルス対策を考えていることがわかります。

その証拠に、8万円の運賃手数料を先に言い出しました。理解していれば言わない。

8千円ならよかった?

政府がタダで発行するお金、その使用料を国民からとるのはクレージーですね。

クレージーだと気づかないのが、よけいクレージー。

内閣は国民の「財源ガー」に迎合して、しぶしぶ節約している以上に、実は通貨発行権を本当に知らない者も、勢力として大きい疑いがありますね。

とすれば、政治家たちは発病者を恨んでいるわけです。金食い虫だと思って。

だから全てがノロノロなのか?

ノロウイルスの15年前より、今の方がひどいのです。解決するコストを誰が払うかを、押しつけ合う光景です。深層心理では、コロナウイルス対策にお金をかけたくない。

「風邪なんて放置すれば自然治癒して、僕らの税金は節約できるし、運悪く死亡すれば自己責任ということで・・・」。

「誰も死なん死なん」。

国民が言外に思っていることが、ネットにはバンバン出ています。相模原19人とも通じて、日本の体面と経費削減のどっちが国益かを、はかりにかけた意見がみられます。

ジレンマの声?

障がい者の扱いと似ています。税金がかかるから消えて欲しいけど、人権もあるから消せないしというジレンマです。本来なら悩む必要のない、勘違いしたジレンマですよ。

財源論恐ろし

本当は、税金はかからないって。

本当は、税金は使うために集めないって。

国民は、平成中盤に国の出費を節約したせいで貧困化したとも気づかずに、節約を徹底すればよい時代が来る思っています。逆に悪くなり続けるのに。

現に23年も悪くなり続けているのに。

誤解のスパイラル?

「外国人は日本人より賢いし、勤勉に節約して経済成長しているのだ」。

「彼らはちゃんとしているのに、僕らはだめな国民性だ」。

と日本人は自分を責めています。

日本人の無駄の多さや堕落した性癖を、評論家がこれでもかと書いていますよね。縦社会や草食系の性格を強く批判して。そうした日本落としはフェイクです。

本当は他国こそがのんびりダラダラ、無駄に使う金が多いから経済成長しているのに。

外国では上の人間は賢いのか?

今回のダイアモンドプリンセス号の新型コロナウイルス騒動で、世界で日本国だけが上から下まで、お金の宗教に染まっているぞと、世界に伝わるかも知れません。

日本国の自滅をストップする外圧が、新たに現れる可能性も一応あります。

これって、いい話なんかなー。ビミョー。

日本だけがひっくり返っている証拠ありまーす

豪華客船内の新型コロナウイルス患者発生を、日本政府は巧みに解決できないでいます。自己責任論と、税の無駄づかい削減という宗教的な理由です。
Photo: skeezeによるPixabayからの画像