大阪万国博跡地、エキスポランドのジェットコースター
日本のレジャー施設は、遊具の整備不良とスタッフ削減で事故が起きやすいそう。
途上国を思わせる事故が、日本で目立つのはなぜ?
日本が途上国化したからです。
原因は緊縮財政と消費税増税の通貨削減ね
通貨削減すると国民一人が手にするお金が減り、遊園地へも足が遠のいて当然です。
好景気のバブル時代に、街のビルに作られたウォータースライダーも消えましたね。
大阪万国博覧会(エキスポ70)跡地に残るエキスポランドのジェットコースターで起きた事故(2007)でも、「お客が半減したので」という事情が出てきます。
動画に補足説明をつけましょう。
1970年のエキスポランドのオリジナルのジェットコースターは、『ダイダラザウルス』です。2点シートベルトの旧来型で、万博当時のウリは「5コースのジェットコースターが同時発車し、同時到着する」。
万博開催中にコースが宙返りしたり、立って乗るジェットコースターはありません。お祭り広場の『太陽の塔』と『大屋根』が残されていた3年後の1973年にもなく、その頃の平日は最長の1コースのみ運営されました。
事故の『風神雷神II』は、バブル景気(1987~)で普及し始めたスリリングなジェットコースターの系統です(1992導入)。15年後の2007年に老朽化で壊れた事故です。
「安全性よりも利益を優先する」は、根本原因ではない
動画の最後に「安全性よりも利益を優先した事で、尊い命が奪われた」とあります。
この種の「よい子発言」は、国が長く続けてきたデフレ不況を軽視しています。
業者が利益優先なのは当たり前のことで、解決の糸口はそこではない。
焦点は、普通に経営しても利益が出ない、平成デフレ不況です。
国家運営の失敗を、社長の失敗へ話を小さくしたらだめ。
利益が出ないって、具体的にどういうこと?
デフレ不況は不景気なので、お客の人数が減ります。年間の売上が落ちる。整備コストは固定額の外注分もあるから、経営難に向かいます。
しかも。
消費税は売上の粗利分にかかり、利益なしの赤字でも払わされます。
ご存知でしたか。
知らないから不景気なんでしょ
消費税は事業税であり、直接税なのです。
しかし国民全員が、消費者からの預り金だという、仕組まれた嘘を信じた。
外部→ 消費税は預り金でない(34年前の裁判判決) ← 発覚は数年前じゃないしー
嘘が通ったまま、借金して消費税を払う企業が実は多い。
ルイ16世とマリー・アントワネットの時代みたく。
増税で幸せになるつもりの、日本の民意が恐怖政治。
日本だけがおかしいみたいな言い方もどうなの ← 他の先進国は右肩上がりじゃん
事故は、日本中が節約に必死だった頃だ
リストラの大流行と、ブラック企業が激増した頃です。労災事故も目立った頃。
わざと不景気へ誘った国策をよそに、企業努力に全責任を負わせるのは不適切です。
景気を上げるには通貨増量し、下げるには通貨削減するのが国際的な仕様です。
通貨増量を拒否する動機は、税金は財源だと勘違いして、「国債発行で破綻、ばらまきで破綻、公共工事で破綻」「一万円札の残量を死守せよ」の、いつもの妄想です。
官僚と議員から国民まで皆で妄想し、妄想しない者は変人扱いされ、攻撃された平成。
デフレ不況を続けさせる指揮官は誰か
表に出ていますよ。
お金の刷り足しを減らせば、途上国化するわけね
公共投資も削ってきたから、笹子トンネル天井板落下事故(2012)も起きたわけで。
新幹線のトンネル内コンクリートはがれ落ちも、緊縮財政で検査を略した産物です。
食品の産地偽装や、廃棄食品を再利用した不祥事が続きましたね。長距離バス、川下り、遊覧船、バンジージャンプでも、途上国そっくりのレベルが低い事故が。
安全神話の崩壊は国策の通貨削減が原因です。
気の利いた運営が、だんだんずさんに変わる。
セキュリティー経費を、削り続けるやりくり。
ビンボーに変えると、人命軽視モードになる。
途上国とは、具体的に何が起きている国なのか?
途上国の特徴はこう。
お金はいくらでも刷り足せるから、途上国とは金庫にお金が少ない国ではない。
今すぐお金を刷り足そうにも、釣り合うだけの商品が市場にない国を指します。
・ 簡単に見分けるなら、車とオートバイのブランドがない国は途上国が多い
・ 光学パーツや電子パーツを、他国からの輸入に依存する国も途上国が多い
国産品が増やせないから、お金を刷り足せば消費ブームで物価が何万倍にも上がります。だから毎年少額しか刷り足せないので、経済小国にとどまる。それが途上国。
車もオートバイもトップの日本が、なぜ刷り足せない?
お金を刷り足せる世界一位はアメリカで、二位は日本でしょう。
しかし日本には宗教があります。
「お金は天然資源」「増やせば破綻」「税金は財源」「国費は国民が負担」という宗教。
もうひとつは、新自由主義のレントシーキングです。
日本の景気を下げてやる、巨大企業からの要求です。
具体的に誰?
外資系企業が増えた日本経団連もそう。
消費税35パーセントとバーターさせて、富裕者減税を与党へ要望中です。
途上国化は、イタリアやスペインでも起きたが
新自由主義が目標とする「格差拡大」は、正味は途上国化です。
そうなんだ
若者は、格差が極小の1980年代の日本が、アメリカがびびる経済大国だった事実を知りません。日本もアメリカを真似て貧困層を増やすべしと、本気で勘違いしています。
動画で訴える「アメリカの成長は日本にくらべてすごい」のは、政府が国民にドルを多くばらまいたので、国民が各企業の物やサービスを多く買っている違いです。
経済成長の指標であるGDPは、売買金額の合計です。買い物するやつが多い国が勝ち。
なので、新自由主義者の「勝ち組企業に富を集めれば、国は成長する」は嘘です。消費者が金を持たないと、企業は売れずに傾き、経済衰退します。今の日本が示している。
途上国こそ格差がデカいってこと?
途上国には先進国よりトンデモな大富豪が多く、政治家の資産も先進国より二ケタ多い。
政商が政治家と組み、予算の通貨発行を中抜きして不労収入とし、ワイロで還流する手。ドルなどにマネーロンダリングされ、米国やタックスヘイブンで隠し資金となる。
日本とは違うかたちの「通貨発行権」の私物化です。オンブズマン制度がないらしい。
国際的な謀略も、やたら話題になってる
新自由主義の格差拡大は、先進国を途上国化させて国内資産を下落させ、国際金融資本のグローバル企業が安く買収するビジネスモデルです。
平成時代に、日本企業の多くが海外資本に買収されましたよね。日本経済を毀損してやる目的で、緊縮財政を強いる国際銀行の策謀的な指導があります。
IMFとBISが景気を冷やす不合理な要求を、特定国に出してきました。
日本の途上国化は、富裕層の利権になってるし
大資本が政治家と組んで、日本の国会でも格差を拡大する法律が目白押し。
一般人が困る政策ばかりを、次々打ち出す政治家の多さに気づきませんか。
「日本国民のためになる政治とは思えない」は、気のせいではありません。
日本の資産を狙う海外資本が、日本の議員を動かすレントシーキングです。
死のジェットコースターは、国つぶしの成果か
どうでしょう、霧は晴れてきましたか。
死亡事故を喜びはしなくても、社会が崩れるのを歓迎する階層が存在します。
その階層がバックについている議員は実に堂々としており、テレビも好感を演出します。一般国民はテレビを信頼して洗脳され、日本つぶしの片棒をかつがされています。
どのように国民は片棒をかついでる?
「国の無駄をなくせ」と言わされています。
国の無駄とは、国民の幸福感を意味します。