消費税増税10パーに賛成も反対も、実は同じ間違い

バラ色の日本

消費税を上げないと日本は終わる←結論が間違っている

・消費税を上げないと、日本は立ち行かない
・路上生活や売春、餓死が増えようが、増税は絶対必要だ

と主張する人は財源論を信じています。

財源論キター

財源論は、しょんべん宇宙船型の国家財政思想です。

税金を集めた、総量一定のお金を定員で奪い合う、間違った解釈です。財源というため池の水を皆で分け合い、使い切れば干上がっておしまいという概念です。

その水がどこから来たのか、仕組みの全体像が欠如しています。圧倒的な多数派の思想なので、勘違いが通っています。その結果が、日本の斜陽と、過労死や自殺です。

財源論で回す国もあるらしいが

後進国の通貨はアメリカのドルを買って利用するから、財源論であり貧困です。

先進国のお金は総量一定ではなく、国民の判断で好きに増やせます。単なる器状のため池ではなく、蛇口も排水口もついています。

政府が貨幣を故意に増減して、微調整して統治する方式が世界標準です。

世界の財政がこんな仕組みだと知らない人は、自動的に財源論で考えるのです。

財源論だとひたすら貧困化する

財源論は貨幣を政策で増やせない前提だから、貨幣を今持つ人から奪う話になりますね。お金が存在する場所から巻き上げ、必要なところへ移す考え方ですよね。

お金持ちが渡すのを拒否すれば、持たない人から集めるようになるわけです。平成以降の日本は、この奪い合い方式が災いして沈んでいきました。

国民が労働をさぼったのでなく、貨幣減らしの果ての貧困化です。

財源論だと経済成長はなくなる

財源論だと、ユーザーたちが水を差し出さないと水が増えません。しょんべんをろ過して飲む宇宙船に似ています。「入」と「出」がイコールだから水の総量は増えません。

政府支出と同額のお金を国民から召し上げる、恐怖政治が財源論です。

それで財源論のモットーは経費削減です。コストカット。節約し続ける縮み思考です。

日本経済は縮み続け、国民は灰色の心境で気が立って吠え始め、かみつき合いを始めた。そんな人心荒廃にマツコ・デラックスさんがため息、というあらすじでした。

消費税を下げないと日本は終わる←理由が間違っている

そんな増税賛成派に対して、反対派は国民の暮らしが優先です。

・今は、各家庭の台所も楽でないし、消費税を上げたら暮らしていけない
・当面は、税率を据え置きにするか、できれば下げられまいか
ありがたい温情だけど

「増税は、さすがに今は無理でしょ」。

「当面は増税を見送り、国民の生命財産を守ってください」。

人情味あふれるではありませんか。人を物ではなく、人だと思っていますねー。人々の暮らしを切り捨てずに、気づかって心配している。愛される人たちでしょう。

でも減税した後でどうするつもり?

また改めて増税するつもりなのです。

じゃ実質は増税賛成か?

「今は」「当面は」と言う反対派は、消費税を予算に当てる財源論はやっぱり同じです。税収不足とみる前提は賛成派と等しく、今は例外措置を要するという論法です。

非常事態宣言として国に禁断の借金を行ってもらい、時間かせぎして貧困のカタストロフを乗り切ろうというだけの話です。抜本的な解決じゃなくて。

ただの一時停止?

児童虐待で、「今は子どもが傷だらけだからやめてあげて」と同じです。傷がきれいに治るまで待ち、治った後で改めて虐待するつもりです。

国税は財源だという勘違いは共通して、違いは増税のモラトリアムです。

どちらを選んでも、遅かれ早かれ日本は貧困化の歩を進めます。過労死と自殺のペースを今すぐ上げるか、しばらく後で上げるかの差です。

早めの始末か、遅めの始末かの違いで、助からないのは同じ。

消費税は増税か減税か、本当はどちらが正解なのか

本当はいらない税金です。

令和2年が2月へ進んだ今、消費税は増税がよいか、それとも減税がよいか、考えがまとまらない国民が多くなっています。

消費税は何のためかを知っていたら、いちいち迷うわけないから。

この議論でもめること自体、人類がいかにテキトーに生きているかの証明ですよ。

消費税は何のためにあるの?

消費を冷やして、商品価格の暴騰を防ぐためです。

税金の上げ下げはこうやります。

超インフレで増税デフレで大減税、どちらでもない中間の景気で小減税です。

素人の想像と全然全く完全に違う!

金余りの爆買いで物価が上がりすぎの超インフレなら、増税してお金を減らします。

物が売れず貧困化して詐欺や売春が流行るデフレなら、減税してお金を増やします。

減税してなおデフレに落ちたままなら?

さらに、政府の打ち出の小づちです。貨幣プリンター。通貨発行権とも。

そもそもデフレに落ちるまでぼんやりしているのは、財政オンチだからですよ。

税金は国庫とは違う?

国税は財源でないし、国庫ではなく。支払いに使うお金ではありません。

国税は、貨幣価値を安定させる目的で集めます。

集めてどうこうするのではなく、国民に与えすぎないことで、買い物に狂い出すのを食い止めるわけです。

国税を支出に使うのは妄想です。集めた税金は、本来は捨てるものです。

みんなそこで情報弱者にしかなれない

「消費税を増税すれば生活が苦しくなる、だから増税すべきでない」と言っている人は、根本的に勘違いしています。

増税すべきでない本当の理由は、税金は財源ではないからです。

これは途上国の人権問題にみる、女子割礼をやるべきでない理由と同じでしょう。痛みがひどいからではなく、やるメリットが妄想だから、だからよせと言うのです。

税金を何かにたとえるなら?

国税は、殺処分した犬に似ています。野良犬みたいな「野良金」の殺処分が徴税です。

元々、再利用のための殺処分ではないのに、加工食品や肥料に使うと、目的がずれて犬を多めにつかまえる話にずれていく感じ。やがて飼い犬も奪って処分したり、処分数が出世の採点科目になっていく感じ。

日本は政府支出が多すぎない?

理由は日本の地理上の特異性です。自然災害の銀座という地理なので、対策と復旧で国債発行もアメリカの2300兆円の半分では足りないのです。

天災が少ない国とは違い、街を水びたしにしないだけでもお金がかかります。そのお金を政府が発行するから、日本はGDPが多い経済大国になる宿命です。

経済大国になってしまう理由は、節約せずにお金を無駄に垂れ流すからです。国民はそこを完全にあべこべに誤解しています。

無駄づかいをやめて経費削減して今、経済大国から脱落し始め、破産した人の生活保護が続々と増えました。皆で節約すれば経済は縮むのに、国民のがんばりが足りないのだと、筋違いの自責の念にかられています。

消費税増税はどんな時に必要?

でっかいアメ車がバンバン売れて、金満の消費ブームが過熱して歌え踊れという時代に、初めて消費税が役立ちます。

「物を買いまくるのを、いい加減にやめたまえ」の、緊急事態宣言です。だからインフレになりにくい先進国に消費税は不要です。不要だから、消費税は悪用されます。

消費税の悪用ってどういうこと?

益税で知られる輸出還付金が欲しくて、増税するよう陳情する輸出業者が多いのです。

アメリカのトランプ大統領は、日本の消費税に反対です。日本車メーカーが巨額の益税で貿易戦争を有利にして、日本人はずるいと米国で報告しています。

消費税は世界初の導入時に、輸出業者への補助金が目的でした。福祉の財源という偽りは日本人だけが信じる都市伝説で、外国ではそこまで嘘はついていませんから。

日本以外に消費税で不調の国はある?

消費税率19パーセントで食品にも7パーセントもかけたドイツは、勘違い役人がエスカレートした負の遺産でしょう。東ドイツの共産社会出身の、メルケル首相の倹約志向が反映しているのでしょう。消費税15パーセント以上のEUルールも同様でしょう。

EUの設計が悪い証拠に、2015年までの20年に、各国経済の伸びが日本はワースト1位ドイツがワースト2位にランクされ、グラフが出回っています。

EU各国は緊縮傾向のせいで、中国のお金に頼って壊れていく始末です。

ドイツは正常なの?異常なの?

悪い方の1位と2位で親近感もわきますけど、チョットねー。

「消費税増税やれ」「今はやるな」の両意見とも、税で国をまかなう間違いが共通します。一定量の貨幣を国民が奪い合う、財源論の共食い思考です。
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