国の無駄を減らすほど、経済が右肩下がりに落ちた平成
「変だなあ」と感じませんか。
「国の無駄」です。
無駄を減らすほどビンボー、ナンデダロー♪
昭和時代は経費削減やコストカットをうるさく言わず、伸び伸びとコストをかけました。そして当時は国民の所得もぐんぐん上がりました。大卒初任給も毎年上がって。
ところが平成時代に経費削減とコストカットに努めた頃から、階段から転げ落ちるように貧困化しました。所得減と失業、ブラックと企業犯罪。産地偽装や廃棄物不法投棄。
オレオレ詐欺や売春。芸能人叩きで自殺に。富士の樹海。殺人請負業。放火テロ。
無駄の削減と経済ダウンは、どっちが先?
「経済が転げ落ちたから、急いで国の無駄を削ったが、遅かった」は、因果が逆です。
国の無駄を削ったから、経済が転げ落ちた順序です。
国の無駄とは、政府の通貨発行+国民への授与
国の無駄な出費をなくせば、お金の消耗を防げるはずが、なぜお金に困る?。
当たり前の話です。
・ 政府の出費が無駄に多いほど、国民は富裕化し経済大国になる
これを「管理通貨制度」と呼び、お金を「信用貨幣」と呼びます。
国の無駄な出費とは、人間で言えば肝臓の造血と、心臓の鼓動を意味します。
減らせば体調をくずし、手足が冷えて腐り始め、なくせば死んでしまいます。
具体例はある?
ある総理大臣が「国立漫画博物館を作ろう」と持ちかけました。
総額200億円なら、政府は200億円の国庫短期証券を発行します。それを博物館を設計し施工した企業に支払い、漫画作品や資料を集める委員会にも支払います。
支払えば、日本のGDPは200億円増えます。経済成長します。
国民の銀行口座やサイフに入るマネーストックも、200億円増えます。
職員が公務員なら、その人件費もGDPとマネーストックに足されます。
でも国民は逆に、減ると思い込んでる
国民は「200億円は自分のサイフから払う」と、あべこべに勘違いしています。
・ まさか牛や羊の肉が使われ、食べた国民の栄養になるとは誰も知らない
要するに、税金は財源だと勘違いしているのです。
それで「無駄な施設はもうたくさん」「俺のカネだろが!」と叫びました。
発行をやめさせるとお金の総量が減り、階段から転げ落ちるように貧困化したわけ。
国民の頭の中は、いったいどうなっている?
国民は誤解で理論武装しています。
お金を総量一定とみて、使い果たすと枯渇する妄想です。
象牙やべっ甲やマツタケやパンダのように、お金も保護しないと絶滅するつもり。まさかお金は人間が自在に発行する金券だとは、国民は想像できない。
お金が人工物だと知らない人だらけ。
コロナ困窮者にお金を給付すると、金庫の一万円札が底をつき国が破綻するから、いっそ困窮者に自殺してもらえば財源が助かるつもり。令和の選民思想がこれ。
国と個人で、お金を使う意味が違うわけね
個人が使うお金は、政府からもらったお金です。
政府が使うお金は、政府自身が刷ったお金です。
それぞれお金を使えばどうなる?
個人が使えば、お金は移動する。減るのではなく。
政府が使えば、お金は増える。減るのではなく。
そんなのみんな知らない!
政府がお金を刷って国民に渡せば、国が成り立ちます。
渡す口実が必要です。
口実が国立漫画博物館てわけ
国民はその認識がなく、貧困を引き寄せ、早死にしようとやっき。
国鉄を民営に変えて、客が少ないローカル線を廃止すると、日本はみるみる貧乏に。
ところで、無駄な物にもピンキリなのは関係ある?
関係ありません。「一見無駄に思えて、実は有益なものもある」とか「無駄か無駄でないかは、後にならないとわからない」という話ではないのです。
有用性に関係なく、政府がお金を何かに払えば、国民に渡って富む道理なのです。
払うお金は必ず追加発行し、通貨の総合計を増やすからで。増分が経済成長です。