政府財政出動、バラマキ、財政健全化の三つで、悪魔はどれか

秋の落ち葉

バラマキは善、財政健全化は悪だと、皆さんはご存知?

財政出動、バラマキ、財政健全化。善悪のどちらかを問い直すべき語が多くあります。

前二つは善で、後一つは悪なのです。

2020年で、不況が始まって28年です。デフレ不況が始まって23年です。

「あっそうなんだー」と納得してはやばい。「おかしいでしょ」と思わないと。

何がおかしい?

期間が長すぎます。歴史上、世界最長記録だそうです。

世界にこんなに長く不景気の国はないのですから。日本以外は一過性で、やがてインフレ基調に正常化しています。

日本人は「今後の国は落ちるのみ」と投げやりみたいですが、他国はそんなことないし。世界中で、日本だけが明らかに変です。

日本がデフレ不況になった順序は?

まず、所得が減りました。

すると物を買うのを節約する気持ちが生まれます。この気持ちを不景気と呼びます。

不景気にまかせて物を買わなくなると、国全体の経済規模が小さくなるのです。

一番最初が所得減だったわけね

一人が買い物できる金額が大きく減ったことが、平成日本に起きた全てです。ゴルフをやめたり、車を小型に替えたり、本を買うのをやめたり、ビールを減らしたり。

日本に奇妙な事件が目立ち始め、人格の変な人がやたら増えたのは、物が売れない時代に特有の人心荒廃です。金回りの悪さで、大勢の気持ちがすさんだのです。

それを精神論で説明しがちで

日本人の変化を、モラルの問題だろと話をそらせてはいけません。貧困化して性格が悪くなった事実に、論の焦点を合わせることが大事です。

不況には触れないで、日本人の資質や民度で国内の荒廃を語りディスる分析は、真に受けない方がよいでしょう。無差別テロが増えた原因と、風俗産業へ向かう母子家庭が増えた原因は、全く同じ原因です。

日本にひとつある諸悪の根源は、デフレ不況です。所得不足が人々を追い込みます。

お金を増やそうと動く総理大臣を、国民は歓迎しない

日本の平成デフレ不況は、貨幣を減らしたから起きました。具体的には23年も前の、1997年の消費税増税が起点です。

ご存知でしたか?。増税って、貨幣を減らす目的ですよ。財源づくりではなくて。

デフレは金欠現象だから、解決法は貨幣を増やせばよいわけです。実はそうやろうとした総理大臣が、デフレ不況の後に3人現れました。

国民の味方が何人もいた?

ところが、3人ともあっと言う間に失脚したのです。短期政権でした。

つまり日本を貧困化させる原動力は、何と一般国民です。

日本の貧困化は、妄想で政治に意見する票田におもねた議員が、大衆迎合に流れて起きました。政治家は票が欲しいからです。

国民のどこが間違いなの?

お金を使えば消えるという、間違った信念です。「使わなければ残る」と小学生レベルの要求を政治家に直訴して、政治家がお金の動きを止めて貧困化したのです。

貧困化しても誰も間違いを直せずに、もっと貨幣を使わないようエスカレートして、その努力の甲斐あったというか、貧困がばっちり定着して23年もたちました。

時間の長さをまず疑うべき?

身体の病気もそうですよね。7日から15日で直る風邪が、90日続けば疑うはずです。

長すぎる病気は疑うべきでしょう。何を疑うかといえば、病気を悪化させる努力を続けている疑いです。ぶり返し続けて、慢性化していることを疑うのです。

回復させるには、政府の財政出動と減税しかないのです。日本を立て直す答は、いつでも簡単です。

でもできない。最大の支障が、勘違いした国民からの風当たりです。

政府財政出動をやらせまいとする、国民の恐ろしい風圧

政府の財政出動とは、国債を発行して日銀当座預金の操作で政府預金を増やして、それを政府が支出して民間に流し込むことです。その時、政府は帳簿上に赤字計上します。

その赤字が大きいほど国民は幸せで、もう風俗で働かなくても済む計算です。

これは、財政の健全化と正反対なので注意が必要です。

財政の健全化」は経済発展を逆回しする行動です。健全とはあべこべで、お金を政府に吸い上げて国民を干してしまうジェノサイドなのです。

うわ、こわっ

絶対に、間違わないように。

財政の健全化は「悪魔の幸せを目指す」と同じで、言葉の引っかけです。

民の不幸を目指す意味です。

健全化とは悪魔にとってのメリットであり、国民がより多く死ぬよう仕向けた内容です。若者が子どもを産み育てるどころか、火の車に苦しみ早死にする方向です。

財政出動で何が起きるのか?

「財政の健全化」と逆の「財政出動」で、民間のお金が増えます。お金が増えれば誰でも買い物するから、経済が上向きます。

所得を先に国民につかませて、買い物する勢いで産業を新興するのは、現代の資本主義の必須です。

経済が上向けば、税率が低くても、税収が増えます。税収自体は財源ではなくどうでもよいのですが、税収金額にこだわる気休め向けに、GDPを上げるのは近道です。

200万円の車ではなく、400万円の車を皆が買う経済規模に戻せばよいだけです。一握りの選民ではなく、みんながそうなるように。

ところがじゃまが入る?

必ず出てくるのが、政府の財政出動に「バラマキ反対」と呼ぶ声です。日本をつぶす目的のサクラもいるし、日本を健全化しようとした誤解者もいます。

このバラマキという語はあいまい語です。お金を捨てるみたいに聞こえたり、天下り団体などに流して、お友だちだけを潤すワルを連想する言葉ですよね。

政府のバラマキとは、お金を新たに発行してまいているわけです。それを「お金がもったいない」と言い出す人は、全く勘違いしているのです。

日本人らしい貧困化の極め方か

「お金は使えばこの世から消える」式の、財源論という思想信条が焦点です。

財源論は、お金を限りある土地と混同した素朴な勘違いです。もはや宗教的な信心になっていて、間違っているのに鼻息が荒いし。

政府は現に年間240兆円も支払っています。その中に国債発行分は90兆円あります。

年間の国債発行を110兆以上に増やせば日本は発展し、70兆に減らせば衰退する計算なのです。ややこしくこね回さずとも、お金を増刷して人に持たせれば、持った人が金持ちになるだけの道理です。

バラマキと呼ぶあいまい語にご注意を。貧困化を終わらせ国民の所得を回復して、少子化を多子化に変える策も、バラマキに含める人が多いからです。
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