就職氷河期世代の若者は緊縮財政で貧困化した人生観:ロスジェネ

就職氷河期

就職氷河期世代より若い年代は、どっぷり緊縮財政人生

昨年大学を卒業した新入社員の多くは、消費税増税の1997年生まれです。

生きた時間の全てがデフレ不況下です。この悪影響を考えます。

ロスト・ジェネレーションのうち、全人生がロスト。

節約、削減、コストカット、お金が最優先の切り捨て社会のみ、体験しています。庶民が好景気で楽しかった時代が直前にあったのに、片鱗も知らず不景気が普通という背景。

正常な国を知らない。途中で地獄に変わった異常事態を、正常と誤認した人生です。まともな時代に戻したい思考が起きないから、むしろ日本の重荷といえます。

実際さめてるから

時代の空気どおり、小スケール、ローな気分。学習性無気力。小志恒例化。

氷河期以降の若い人たちは、特別明るい人さえ、好景気の頃より恐ろしく暗い。

中東生まれの子が、戦場暮らしを前提に人生設計するような感じですかね。

ディスカウント、バーゲン、シェア、ミニマル。百円ショップ暮らしも生涯のハンデで、一流品をデザインする仕事の進路は制約されそう。

若い世代はすぐ会社をやめるとか

ブラック企業の上司も、三分の理を言います。

「最近の若い社員は、作業のまずい点を言うだけで誹謗中傷に傷ついたと、出社拒否するんだよ」「若者は気が小さくってね」「能力も低いよ」。

誰がそんな人に育てたのでしょう?。

デフレ不況の産物なのです。

所得減で気落ちし、心が折れて。メンタルが崩壊して思考力も落ちて、発想転換の気力も失せます。人心はすさみ。貧すれば鈍する。

バブル世代と氷河期世代の溝は?

そんな氷河期世代以降の目には、バブル世代の馬鹿に楽天的で前向きな者が、うざい。

だってこれなんだから

日本とアメリカの逆転だけじゃないし

若いカリスマ経営者はどうなの?

若い成功者は、右肩下がりに順応したアンチ無駄が主義です。新自由主義経済とグローバリズムへ過剰適応しています。競争社会が理想と信じる、宗教的な原理主義。

消費は悪、自己責任論、他人を蹴落とし、相手を滅ぼし自らが浮かばれる思考回路。

バブル時代と正反対に、冷血で残虐な方向へシフトを強いられ。心根が冷たく、無条件な優しさがなく、薄情で打算的。

レイシズムやヘイトに出やすい?

負け組世代の中で勝った者の動画は、全知全能をてらった攻撃性を感じさせます。

協調性を敵視して、無駄を激しく嫌い、不要人材は切り捨て。差別主義的で、優生思想や選民思想。命の選別に自然になじみ、人権侵害を踏み越えてくる。

陰気でネガティブで、自国の経済成長に後向き、物否定で達観した、重く暗い闇の心境が原点の沈みキャラです。好景気に戻せと動く年上を鼻で笑い、好景気にさせない。

「君は僕みたいにがんばったのか」「人として終わってる」の存在否定が口グセ、マクロの視点がなく社会性が欠如。世のため人のための発想がなく、他人は自分の肥やし。

お金が全てという価値観、強い偏執性と自己愛。どぎついエゴ。幸福を罪悪視。好景気を否定的にみて庶民の暮らしの悪化を肯定。崖にいる者を落として満足するタチ。

人間味のない獣のようなモンスター。勝ち組も、平成デフレ不況の哀れな被害者です。

日本だけが縮み指向でケチケチだと、気づけない悪循環

日本の貧困化は故意の人災です。

一人の男が日本破壊を始めました。女じゃない。

何があった?

各国政府は自国通貨が不足すれば、自在に追加発行できるから、お金不足は起きません。「国のお金が足りないから増税せよ」は、人を食ったお芝居です。

・ 国の政府は通貨発行権を持ち、お金を必要なだけ増発し続けられる
・ 日本で円が不足して困る現象は存在せず、困ったふりの演技である

みんな勘違いしてるわけ?

政府はいちいちお金を発行して使うのです。知らなかったでしょ。

そのお金は民間に渡され給与や報酬で分配され、市場を回ります。

政府がお金を減らすと国民を干上がらせることができ、若者もやられました。

国のコストカットは殺人処方箋ね?

政府が国民に与えたお金を政府赤字として計上する、イギリスが考えた財政手法です。

うっかり政府が黒字になれば、国民は赤字になります。

国民の赤字って何?

国民の破産です。ある者は飢え死に、ある者は自殺、過労死、強盗殺人や特殊詐欺も。

日本だけが死の逆走

低賃金が増えたのは、政府が緊縮財政で通貨削減して、お金の総量が少ないから。
だがヤングカリスマは、仕事ができない人だから低賃金なのだと、人格攻撃する。

夢と希望を持つ若者は、海外を目指して旅立つが

若者は緊縮財政と消費税増税が原因だと知らず、政府批判を間違います。

「国の無駄をなくせ」「お金は使えば減る」。

「国は出費を減らせ、みんなも物を買うな」。

若者もいっしょに国を壊してる(笑)

この負のサイクルから脱して、創造的な仕事をやりたい若者は、海外に脱出します。

創造性は付加価値であり、今の日本では無駄と呼びます。既成の概念を超えたり創造的な仕事は日本に居場所がなく、海外なら羽ばたける可能性が開けます。

外国へ出て行く日本人は、日本の良さを広めるエバンジェリストではなく、大半が亡命でしょう。今の日本だと能力を伸ばせず、つぶされて終わるから。

現に国会では、ワーキングプアを一人でも多く増やす法律が目白押しです。

若者が、いい男、いい女になれない経済環境なのです。両者は結ばれない。

氷河期世代の救済はできる?

非正規雇用者を公務員にして、世代交代を連続させる必要があります。

氷河期世代を救出するその政府支出は、外国が北海道などの土地建物を日本から買い叩く資金と同じ、自国通貨の追加発行です。

お金を追加造幣します。お金の発行コストはタダです。

円を増やすコストがタダって、どういう意味?

日本政府が百万ドルを手に入れるには、百万ドルが必要です。

日本政府が1億円を手に入れるには、ゼロ円です。自前で刷るから無料。

みんな、そんなことも知らず、氷河期は25年目です。日本だけが。日本だけ。

日本の貧困化は、日本を動かす次世代の頭脳を育て損ね、海外へ流出させています。この解決は簡単で、政府が通貨発行して弱い部分に投入するだけ。
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