三本の矢のアベノミクスが交代すると日本経済はどうなるのか

bow矢

首相がコロナ政策の途中で辞任し、世界の報道は驚いた

コロナ禍のせいで、国民の多くは経済の好転を願い、所得の上昇を願っています。勝ち組になりたい優生思想というより、貧困家庭をなくす意味です。

では本当に今後立て直しが可能なのか、というお話です。

内閣総理大臣が交代するが

2020年8月28日に、日本の総理大臣が辞任を発表しました。コロナに勝てないまま降りる予約を言い出した先進国のトップに、世界の報道は驚きを示しました。

辞任理由は、第一次内閣の時と同じで持病の悪化です。

経済の好転は難易度が高そう

逆です。やることは簡単です。正解はわかっています。

立て直す方法はひとつだけがあり、過去の恐慌でもその手を使いました。一般国民の手に自国通貨を増やす政策へ切り換えるだけです。コストがかかりません。

お金を増やすコストがかからないって?

他国通貨なら外貨を買うコストがかかりますが、自国通貨だと無料です。

政府自身がお金の出版社だからです。自作曲は歌い放題で、使用料請求や差し止め裁判がないのと同じ。

今は国民のお金を減らす政策を続けていて、びんのふたを回す向きを逆にすれば、簡単にふたが開くというわけです。

一人だけ逆回し、逆走する日本

AT車の暴走とも似ています。ペダルを踏めば踏むほど、事態が悪化する現象です。踏んでいるペダルが逆だから。

日本経済を立て直すのは、どれほど簡単かという驚き

正解は、逆のペダルを踏むだけの話です。

具体的には1997年から23年間続けた、緊縮財政と消費税増税をやめます。

そして積極財政と消費税廃止に取り替えれば、日本は他国と同じ向きへ正常化します。

日本だけができない具体的な理由は?

日本人だけが国をあげて間違った、その思想が財源論です。

「皆が働いて生み出したお金から税金を払い、ため込んだ財源から少しずつ出して国費をまかなう」という、間違ったメカニズムを国民は信じています。

このメカニズムだと、国のお金は使えば底をつくと完全に勘違いして、同時に税金をとりすぎることになり、デフレ不況でも増税して貧困化にまっしぐらです。

この間違いを信じる根底には、お金は人命に優るとも劣らない、かけがえのない貴重品だという特殊な思想信条があります。経済用語で、金本位制と呼びます。

国民が財源論を信じているとどこでわかる?

辞任する総理大臣のコロナ対応が、「アベノマスク」と呼ぶマスク2枚を、全世帯へ郵便配達する策でした。

その経費400億円を、「税金を無駄づかいした汚点」だと国民は今も思っています。

実は税金じゃない?

本当は国債発行による円の造幣と、政府財政出動です。緊急なので財務省証券でつなぎます。国民の所持金を使うわけがありません。それだと、タコが自分の足を食べるだけ。

マスクを増やせば増やすほど、より多い自国通貨が新発行されて国民に渡り、景気が上昇して国民がお金持ちになるだけの話です。国民の怒りとあべこべです。

もちろんマスク業者側が、タックスヘイブンへお金を輸出せずに、国内消費に回す条件がつきますが。だから外国から輸入すると経済効果が薄れて、レバノン同然です。

アベノマスクで国民はわずかでもリッチになった?

マスクは、Too littleが欠点でした。

なのに国民は、Too bigだと言って怒っています。

「俺たちの税金をこんなに多く使いやがって」。

「このお金をもっと役立つことに使えないのか」。

と叫ぶ完全な誤解が、日本を倒す力です。

国民は逆走しているつもりは全くないが

政策が順走から逆走へ、こっそり変えられていたせいもあります。

アベノミクスの「三本の矢」は、デフレを止めてインフレに転向する景気浮上策でした。ところが、すぐに二本の向きを逆にして、景気を冷やす方向へ変えました。

第一の矢=金融戦略(国債発行で日銀当座預金を増やし、融資準備金を用意)
第二の矢=財政戦略(国債発行で公共事業を増やし、国民のお金を増大)→逆へ
第三の矢=成長戦略(供給産業の整備、ITやバイオや学術全般の促進)→逆へ

マスコミは呼称のみ続けました。成果は逆でも、国民は無意味に信じ続けました。

日本では、経済を上げた政治家が失脚し、下げた政治家の人気が上がるパターンが続いています。現総理も正誤でゆれました。経済を下げる方が人気が出たからです。

現総理は、国民が支持する方を選び直しました。それが日本を貧困化させるジェノサイド策だったオチです。具体的にはプライマリーバランスの黒字化目標です。

次期総理がそのまま引き継げば、貧困化も続行?

もちろん当たり前です。

今逆走を支持している国民が、順走支持へと改心しない限り、次の総理大臣も選挙で勝つために、景気をさらに悪化させるしか選べません。政治家は悪意をもって日本を倒そうとしているのではなく、選挙結果に沿って倒そうとしているのです。

たとえば「政府赤字を増やし、無駄も増やす」と言う政治家に、皆さん票を入れますか。こいつアホだろと思って、落としますよね。

ごもっとも

だからどの首相も、政府を黒字にして国民を赤字にして、国民を飢餓や過労死や自殺へと追い詰めて、人口を減らしていく方向しか取る手が打てないのです。

経済を好転させ貧困を緩和した総理は、国民が馬鹿にして選挙で落としてきたから。

「お金を使わずに、経済の動きを止めろ」と、国民の言うとおり実行して経済悪化させた歴代総理は、いずれも祝福されて人気者でした。

民主的すぎる結果の皮肉か

中華人民共和国のような独裁政治では、愚民のノイズを排除する策も容易です。ところが民主的な日本では、国民の見識が政治の上限になります。

国民の思い違いで国が簡単にゆれるのは、イギリスもアメリカも同様です。

ブログやユーチューブで「日本はコロナ後に必ず悪化していく」と説くカリスマたちは、「日本は無駄が多いから不景気だ」と正反対を唱えて、家計簿の財源論で政治批判して、拍手喝さいを受けています。

今の日本が、逆走と順走の分かれ目だと理解していません。

びんのふたを回す向きで、第二次高度成長も平易に届くのです。今の日本は100メートル9秒台で走れるくせに、「ハイパータイムで破綻するから」と、世界の誰も言わない奇妙な教義を唱えながら、出場を固辞してランキングから脱落した偏屈です。

お金を節約すれば裕福になる話ばかりだから

日本経済を縮小したがっているのは、ロスチャイルドやアメリカよりも、日本人一人一人です。ロスチャイルドの窓口ウォール街が「クレージー」と警告したのに、日本が増税でジェノサイドを急いだのが2019年10月1日でした。

その4カ月後のコロナ来襲で、23年間のデフレを全部コロナのせいにしています。

国民はなぜわからずやなの?

貧困は人の視野を狭め、話のわからない短気と自暴自棄に変える面もあります。

所得減と、伸びない未来展望が長く続くと、人のメンタルは崩壊します。

財政は積極と緊縮の2種類あると、国民は知ってよい

国民は新しい総理大臣に「もっとがんばってください」と言ってはいけません。それだと23年間の続きを強め、貧困化と国力ダウンの斜陽がスピードアップします。

過労死や自殺や放火やブラックを、裕福な世帯にまで広げていく方向です。

多少はもうなってるけど

やるべきは逆です。

「この23年間と、何もかも正反対にしてください」。

「テンション下げて、ぶらぶらと放漫財政をやってください」。

「道路に白線を引いてガードレールをつけて、ダム建設も再開してください」。

と国民は言わないといけません。びんのふたを逆回しするように。

国会議員に財政の見識はないの?

国民が国会議員を選ぶ基準は、従来こんなふうでした。

「カッコよくて外国語もできて、華があるわあ」。

「カラオケで演歌を歌うなんて、庶民的やわあ」。

「イケメン議員さんに、全部おまかせしますわ」。

突破口はどこに?

選挙の候補者で、おもしろい着眼点があります。

積極財政派の議員と、緊縮財政派の議員の二種類がいます。見分けるゲームです。

積極財政派は全議員の中に100人強いて、表向きに言っているのは6人程度です。

毎日テレビに出る有名議員は、一応全員が緊縮財政派です。貧困の促進です。

二つをどう見分ける?
積極財政派の議員 緊縮財政派の議員
通称 なし 財政健全化
目標 プライマリーバランスの赤字拡大 プライマリーバランスの黒字化
その意味 国民のお金を増やす 国民のお金を減らす
政策 積極財政と消費税撤廃し0%目標 緊縮財政と消費税35%目標
方向性 景気上昇、インフレ好況 景気下降、デフレ不況
国債発行 増やし続ける 減らし続ける
政府負債 増やし続ける 減らし続ける
国の無駄 増やし続ける 減らし続ける
国民所得 増やし続ける 減らし続ける
財政規律 インフレ率2から4%を目安に 税収の最高新記録へ挑戦する
増税はいつ インフレ過熱6%超あたりから 定期的に上げ続ける
減税はいつ インフレ減速2%未満あたりから 減税する気はない
財源は何? 政府が新発行した日本円 国民が納めた税金
国税とは? 余剰金を回収して景気過熱抑制 国の財源
税金の規模 もっと少なくとると景気が上がる もっと多くとると国が儲かる
景気の変化 政府が造幣と徴税で調整する 天が決める偶然の結果論
モットー お金を使ってあれこれ買おう お金を使わず大事に守ろう
絶対にだめ 民間の倒産と国民所得減はだめ 国費のコストアップはだめ
公共事業 経費を盾にしたダム建設反対や、
医療削減を許しません
人命を盾にしたダム建設賛成や、
医療増強を許しません
高齢者や
障がい者
そのコストはGDPに上積みされ、
現役を裕福にする隠れ貢献である
そのコストは現役の負担だが、
お荷物の彼らにも人権はある
各論 人件費をアップ
正規社員を増やす
規制保全・本業保護・価格維持
痛みは政治の失敗にすぎない
格差縮小
公的支援論
人件費をダウン
非正規社員を増やす
規制緩和・構造改革・価格破壊
痛みに耐える強さに期待する
格差拡大
自己責任論
殺し文句 デフレを止めインフレにします
国民の手にお金を増やします
日本をいっそう発展させます
国民に寄り添う政治を行います
国民の反応 ( ´,_ゝ`)プッ
お金を増やすなんて神様かよ
キタ━(゚∀゚)━!
あなたは日本を救う神様です
国民は国会議員の選び方を、まともに教わったことがありません。アイドルタレントを見る視点から出ることができず、議員を育成できずにいます。
Photo: by Annie Spratt on Unsplash