経団連が日本経済を復活させる方法→積極財政と消費税廃止で簡単

ビフテキ

経団連が何をやれば「失われた34年」から出られる?

経団連には政府をひっぱたく権力と財力があって、選挙投票する組織も十分大きいから、日本経済を右肩上がりに戻すのは簡単すぎるほど簡単です。

具体的に何をやる?

政府の緊縮財政と消費税増税をやめさせて、積極財政と消費税廃止をやらせるだけ。

日本だけの通貨削減をやめて、世界と同じ通貨増量へと正すだけ。

税金は財源ではない。独立国の財源は通貨発行です。

1973年から世界各国の政府は、自国の景気を自在に上下できます。「うちも財政拡大に期待します」と経団連が記者会見すればよい。「失われた34年」の逆を目指して。

内閣が景気上げを拒否したら?

経団連が与党へ票を入れなければ、日本をつぶす顔役たちも舞台から消えます。

日本経済を右肩上がりに変えたら当選し、横ばいや下落させたら落選するのなら、失われた34年は起きるわけがない。今は逆だから起きているわけで。

政治ってそんなものか?

政治家の目標は、世の中をどう変えたいかではなく、政治生命を長く保ちたい願望です。

政治家にとって政策は何だってよくて、選挙当選する持続性がライフワークになります。

日本をつぶせば出世した時代を、失脚する時代へと変えれば、政治家も正反対に変わる。

逆走から順走に戻すカギは、一般国民の日々の買い物

経団連には下部組織があります。一般国民です。

んっ、どういうこと?

経済団体が本業で儲けるには、物やサービスが多めに売れればよい。国民にお金を多めに渡し、多めに買い物させれば企業は儲かります。業績が上方修正され株価も上昇。

つまり、資本主義経済に戻せばよい。今のような資本主義からの逸脱をやめて。

誰のお金を国民に渡すの?

ほーら、「財源論」「貨幣のプール論」「金本位制」の思考がそれ。

お金の総量が一定で、取り合いするのは19世紀のやり方。

現代のお金は政府が自在に発行でき、増えすぎれば抹消して加減します。

やっぱ貨幣観がカギか

合計一定のイス取りゲームからの、卒業だけは必要です。

記事→ 国民の富裕化に反対するのはゼロサムゲーム思考だから

世界はどうなの?

他国はプラスサムゲームなので、今のゼロサム日本は世界から浮いています。

浮いているというか、沈んでいるというか

沈んでいるというか、死に損ないというか

経団連は一般国民をどう金づるとしていくかで、やり方を転換すればよい。

税制で奪い取るのをやめて、売買を活発に変えて、売上を得るのが正攻法です。

でも消費税を廃止したら、法人税の大増税になっちゃうよね

ほーら、「財源論」「貨幣のプール論」「金本位制」の思考がそれ。

お金の総量が一定で、取り合いするのは19世紀のやり方。

政府が追加発行した当該年の造幣分が、経済成長になる

企業の法人税を減税して内部留保を増やし、資本家だけが富を独占できるように変えたのが、今の新自由主義の思想。お金の合計が一定のイス取りゲームです。

新自由主義の具現化が、緊縮財政と呼ぶ通貨削減で引き起こすデフレです。

水道を自ら封印し、ご飯をたく水を金魚ばちや便器から集めるのが日本人の思考
それだと水に不自由するに決まってる

不自由しない平和に見せかけたフェイクがこの下図(実際は無差別テロブーム)

正常に戻すには、庶民と富裕者とも減税します。定率の消費税は低所得層を強く叩く構造だから、廃止なくして成長なし。

・ 年収150万円の人は、生活費が年150万円、全収入に消費税が重くのしかかる
・ 年収1500万円の人は、生活費が年750万円、消費税が重くて死んだりしない

富裕者は逆進性の消費税は軽く感じるから、消費税増税を強く望むわけですよね。

上級国民が重税からのがれたいのは、重税の苦難が身にしみているからですよね。

身にしみた苦難

身にしみた苦難その2

富裕層の金を削って庶民に回せば、経済大国になるの?

ほーら、「財源論」「貨幣のプール論」「金本位制」の思考がそれ。

お金の総量が一定で、取り合いするのは19世紀のやり方。

なかなか思考が切り換わらないw

だから34年も失いました。

解決するのに、富裕層のお金を奪って、庶民に回してもだめ。全員が増えないとだめ。

正解は一人につき年に、富裕者なら300万円増やし、庶民なら300万円増やすこと。

政府がお金を刷り足して、双方に同額を渡す。

所得を全員底上げするメリットは具体的に?

収入が10倍の人は、少年ジャンプを10冊買ったり、ビフテキを10人分食べませんよね。富が片寄ると、売れる個数が減る法則に注意が必要です。商品の売れ数が減る。

実証は1975年頃の一億総中流社会の成果です。無駄づかい激増の田中角栄総理の時代にGDPが伸びてイノベーションが多発し、メイドインジャパンが世界を席巻しました。

記事→ 税金を財源にしないなら日本はこう変わる

さっきの「資本主義に戻せばいい」の意味がわからんが?

「今は資本主義のいきすぎだ」と聞きますが、その指摘はおかしい。

資本主義とは、資本家が設備や技術に投資し、生産数量を拡大して職員のサイフに現金を増やしてやり、増産した商品をその現金で多く買わせる順序です。

国民の持ち金が増えて、商品も増えて、買い物が伸びると資本主義は成立します。

資本主義の意味すら皆は間違ってるわけね

商品を多種多様に大量に内製化すれば、商品の枯渇が防げてお金が宙に浮かない。お金を多めに発行できる条件が生まれ、条件に従い政府が発行すれば資本主義は完成です。

・ 資本とは資本金を指さず、投資した道路、港、工場、研究所、人材を指す
・ 政府は際限なく通貨発行できるが、お金を刷り足せる上限は商品量である
・ 国内で商品が品切れしない範囲でよく売れれば、経済大国になるだけの話
・ 日本以外の国はこの30年間、現に自国通貨のばらまきを忠実に続けてきた

人海戦術は脱線。技術へ投資し、労働者1人の生産量を増やすのが資本主義

輸入した商品をそろえてもだめ?

ジンバブエやレバノンがそれ。輸入品の購入に必要な外貨(ドルやユーロや人民元)を、日本政府は無料で刷り足せず、外貨で外国製品を買うと自国通貨の価値は落ちます。

経団連の責務は、国内に製造業をひしめかせ、ゾンビ企業も増やすこと。今と正反対。

今回の話に財務省が出てこないけど

国会議員を部下扱いするディープステートは、各国に何系統もあります。世界で多いのは宗教系と金融系です。官僚が議員をサル回しする日本式は、世界的には珍現象かも。

日本の大手企業代表の経団連は、政府陳情で法律変更させ国民所得を奪ってきました。このビジネスモデルを正常に戻すのも、経団連の特権です。
Photo: by Food Photographer on Unsplash