国の補助金なしに個人は自立しろの中二病→誰もが多額をもらう現実

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政府の助けを借りず国民は自立せよ、と言い出す中二病

デフレスパイラルは、市場原理が正しく機能しているせいで起きます。

市場原理から浮いた政府にしか、デフレを止められないのはそのためです。

今の日本はデフレであり、政府は直さずにいます。そして「政府を頼るな」と、勇ましく男らしい中二病が流行り始めています。

どうもそうみたいで

「僕は自分の腕だけで自立していて、政府からお金なんて一切もらってないよ」。

「民間で働いて民間からお給料をもらっているから、自分はシロです」。

「しょせん政府なんて、ただのお飾りだし」。

「自分は潔白だが、政府に頼っているやつを何とかしろ」。

言い出す気持ちはわかる

国民のほとんどは国の機関で働かず、民間企業で働きます。給料やボーナスや手当や報酬やバイト料は、民間企業からです。地方公務員も、政府のサイフではないでしょう。

議員のお友だち企業や、天下り団体や特殊法人の職員でもない限り、政府からの出資金はまぎれ込みませんし。

本当はどうなんだろう?

何を偉そうに言っても、政府は国民に毎年240兆円支払っています。

そして90兆円は新しく円というお金を発行して、国民のサイフに押し込んでいます。

国民の一人一人は毎年毎年、多額のお金を政府から受け取っているのです。

そんな気はしないけど

たとえば国民健康保険や年金もそうです。

年金に加入しない人は潔白でも、加入者は公金を加えてもらい受け取るからクロです。

国民が払った保険料や年金積み立てだと少なくて、重病が治らず死亡する悲運の人が大勢出てきます。食べていけず強盗殺人に走ったり、万引きや強盗演技で刑務所に駆け込んで命をつなぐ者が増えすぎます。

だから半額は、政府がこっそり加えています。

自分は自立とか偉そうにぬかすだけか?

政府出資の例は高速道路です。みんなにお金を吐き出させた建造ではありませんね。道路建造費は政府がおごってくれて、それなしだとネット通販送料はずっと高いはず。

新幹線、通信衛星、海底ケーブル、外交官、メタボ診断、文化財保護、外国要人迎賓、海上保安庁、迎撃ミサイル、不発弾処理、気象レーダー、アメダス。

そんな支払いが政府からのおごりだとも知らずに、自立とか強がり言うわけです。

政府と国民の関係を、政府も国民も勘違いした中二病

政府は国民の代表です。

政府が240兆円を払うのをやめ、90兆円の新規貨幣発行をやめたら、日本国民は片っ端から死にます。現に、官業の民営化に合わせて貧困化が進んでいるわけです。

郵政民営化でも、各種料金の値上げと切り捨てに、皆さん気づきませんか。

郵政でなぜ国民は簡単にだまされたの?

お金は限られた金額だという財源論を、長年信じてきたからです。

今あるお金を皆に配分する、在庫限りの貨幣論です。お金を故意に増やせない前提です。別名はお金のプール論。実際は奪い合いです。

国が打ち出の小づちを持っているという知識がないから、不足分は発行すれば済む考えが生まれず、既存のお金を奪い合うのです。

それってアホすぎない?

故意にお金を減らす策で人為的に貧困化したのに、国民が労働をサボッていると勘違いして、がんばれがんばれとあおって、重圧で大勢が死んでしまいました。

「ヘタレが死んで、せいせいした」と、他人を攻撃し合う。

財源論でものを考えると、人権侵害が平気になっていくのです。途上国化です。

貧困を解決せよと、国民は政府に言ったことはあるのか

「国民の貧困化を何とかしてくれ」と国民は政府に言ったことは、たぶんありません。

国民は何も言わず黙っているだけ?

違うのです。国民は国会議員に、こう言って叱りつけてきました。

「国は無駄が多すぎる」。

「無駄づかいをなくせ」。

「お金は命より大切だ」。

「だから使わず備蓄しろ」。

それらも耳タコ

政府はこれまで、国民のためにお金をどんどん出したことが多かったのです。その出すお金は貨幣の発行だったのです。

ところが報道や評論家は、政府の出費を悪事と邪推し、叩いてやめさせてきました。

1970年代末からです。

どういう言い方だったの?

「また建物や道路をつくって、もったいないなあ」。

「あたしたちのお金なのだから、消滅させないでね」。

「使わないで、大事にとっておくことを考えてよ」。

「どんな物でも使えば消えるのは、小学生でもわかることだし」。

「かけがえのないお金を、何が何でも守り抜け」。

どうなったの?

結果的に政府は国民に言われたとおり、出費の削減に努めました。

それは貨幣減らしであり、動物で言えばエサを減らす意味だから、国民は貧困化し、企業や特許や国土までも外国に安く買われていきました。平成から令和にかけて次々と。

まずいんじゃないの?

国民は、お金の由来や仕組みを知らず、イギリスが発明した制度も知らず、先進文明国がなぜ生まれたのかも知らないまま今日に至ります。

ソヴィエト連邦やアメリカ合衆国が月ロケットを到着させ、なぜアメリカが追い越したのかも知らないし。実はジェミニ計画やアポロ計画も、インフレ好況の産物でした。

「国の出費を削減する」の宣言は、日本をもっと壊してつぶす宣言です。

つぶしきるまでの中間報告がこれ?

国民はいくら考えても理解できないの?

たとえばダメ総理としてスピード失脚した首相の中に、貧困化をなくす方向へ動いた者が何人かいました。しかし報道で批判されました。

「使わなければ消えないお金を使って消す馬鹿」と嘲笑されて、選挙で負けています。

政府が国民の貨幣を増やそうとすると、そうはさせるまいと妨害されます。国民は善悪を見分けられず、正しい議員に限って吊るし上げられ、平成デフレ不況は続いています。

日本人の関心は政局の騒動だし

そんなわけで、こういう俗説があるのです。

「過去に国民に叩かれた中央政府の人が、わざと重税で国民をいじめ返している」。

これがバブル後に緊縮財政と消費税増税が決行された、逆走理由とされます。善なのに悪だと邪推して攻撃してきた国民に、為政者がキレて報復を始めて、今もまだ許さないという珍説です。

そうか増税で国民を殺せるわけだ!

増税とは国民に貨幣を吐き出させて、貧乏にさせる制度です。

元々は好景気が行きすぎた時に、金余りの消費過熱を防止する策ですが、悪用して増税を繰り返すなどして、合法的に国民を痛めつけたり殺してしまえる理屈なのです。

人間の間引きです。

この珍説が正しいのか間違いなのかは、皆さんも調べてみてはどうでしょう。

国会議員が国民の貧困化をゆるめようとして貨幣プリンターを使うと、国民は無駄づかいをやめよと怒ります。これでは貧困化しか選べないわけです。
Photo: WikiImagesによるPixabayからの画像