NHK報道が嘘でない頃:スペシャル特集で国債と税金の謎解き

解離性障害

NHKスペシャルは過去に、難解な迷信を解明していた

NHK放送が受信料でもめています。

2011年7月24日に、地上波放送は全てデジタル化しました。無断視聴を暗号で封じられるデジタルなのにNHKはそうせず、見ない人も含め全国民の支払いを望んでいます。

テレビがない家の個人情報を入手したがっていて

ところでテレビ番組のNHK特集やNHKスペシャルが、難しい問題を日本国民に説明し、入れ知恵した頃がありました。

たとえば「乖離性同一性障害」。かいりせいどういつせいしょうがい。

何か聞いたことある

「多重人格」です。一例は、一人の青年男性のキャラが時々豹変する現象です。

「年輩の優しい男」になったかと思えば、「気性の荒い少年」になったり、「おとなしい少女」「仲裁役のおばさん」などに時々変わり、周囲は仰天します。

性格も口ぶりも態度も、他人と替わったようにコロッと、声の音程や筆跡も変わります。

二重どころか五十重もあり、キャラが暴力的だと、事件も起きました。

「神が乗り移る」「きつねつき」「とりつかれた」「憑依現象」「先祖がしゃべる」などと、昔はオカルトで扱われました。「わざと演技してるだけ」の推測も多かった。

その謎をNHKがテレビ番組にまとめたのか

以降の多重人格は心霊やマジックではなく、精神医学や心療内科の分野として認知され、臨床研究も表に出ました。

原因は、幼児期に虐待を受けた脳の防御反応が言われます。

でも今のマスコミは嘘つきだと言われていて

平成の前半だったか、「テレビを信じるか」を国民にアンケート調査すると、「NHKは信じられるが、民放は信じがたい」と対照的な結果でした。

分かれた原因は、1970年代から民放では幽霊の存在を印象操作する番組が目白押しで、80年代に流行ったニュースのバラエティー化があるでしょう。

NHKだけは、「ついに幽霊がカメラに映った?」のフェイク番組を流していませんね。昔のNHKはコンプライアンスが高く、ねつ造と距離を置きました。

しかし90年代には、NHKも嘘くさい放送に加わりました。

ひとつは東アジア問題の、いわゆる反日報道でした。オリンピック日本選手の日の丸を、撮影拒否した件。「NHKから国民を守る党」に国会議員の当選が出たのは、受信料以前に報道内容に偏向や嘘が目立ち始めた問題があります。

何が最大の嘘?

NHKの虚偽の代表が、「コロナ対策費で財政は悪化する」「国の借金1100兆円が返せず日本経済は危ない」「国債発行すると日本は破綻する」の報道です。

逆です。発行しないと破綻します。

NHKの言うには「凍傷の時は温めずに冷やせ」です。逆です。冷やすと壊死する。

「財政悪化」と呼ぶ存在しない欠点を、NHKはある前提で批判し続けました。日本解体の音頭取り役です。

民放では「財政問題など実はない」と、詳しい番組も放送されました。

NHK報道の何がどう間違い?
・ 国の借金1100兆円は借金でなく、政府負債が1100兆円ある表記
・ その負債を増やせば経済発展し、減らせば経済が傾き貧困化する
・ 負債をゼロにすれば、国民は死亡し、生存者は海外亡命している
全てを一行にまとめたら?
政府の支出金は国債発行した自国通貨であり、借入金ではなく自己資金である

政府がお金を出せば、何が起きるのだろうか

財源論や日本財政破綻論を、NHK番組で否定しない理由

従来のNHKスペシャルの方針なら、今こういう番組を制作してよいはず。

「国債は借金でない」。

「税金は財源でない」。

番組ができたら絶対見たい

「戦国武将の怨霊、水子の霊、滝つぼの自殺者の霊に取りつかれた」の通説に対抗して、「本当は解離性同一性障害と呼ぶ脳の動作である」「虐待が原因であり、分析とカウンセリングで修復できるようになった」と解説する番組です。

NHK番組を発端に国を好景気に戻せば、インフレ好況も追い風となり受信料を払う者が増えるでしょう。「受信料を下げろ」と政府も言わなくなり。

ネットではNHKは完全に悪役だが

ラジオニュースをチェックすると、番組スタッフの知識不足が最も疑われます。

片寄りのない報道を心がけた結果、嘘を反復する悪役に徹してしまう疑惑です。

記事→ 凶悪犯の動機をマスコミが形成させあおった事件がこれ

過去にはなぜ高い見識の番組が作れた?

景気がよかったからです。

未来が明るく、視聴者の心も広かった。

景気が悪くなると品質は下がり、手抜きと低俗化で、制作も丸投げ。

NHKニュースでは、本当のことを言う報道が今もある

2020年11月のNHKラジオで、中華人民共和国の経済が強い理由を正しく述べました。

「中国は積極財政を行い、減税も行い、GDPが伸びてコロナから回復しました」。

正解を言っちゃってる!

中国共産党が人民元を発行して国内にばらまき、経済成長して先進国に届いたと。

中国はどこにいるのか確かめよう

日本の現状はこう = 国債発行を減らし増税したから、経済衰退しコロナに敗北
中国の現状はこう = 国債発行を増やし減税したから、経済成長しコロナも克服
報道内容が乖離して同一性に障害が?

中国を説明した後に、日本にこう促すのが正しいはず。

中国は積極財政と減税で、人民元の総量を増やして国力を高めました。
日本も積極財政と減税で、円の総量を増やして国力を高めたいところ。

なのに中国の積極財政はほめて、日本の積極財政は叩く。NHKは多重人格のごとし。

中国とは逆に弱くなった国は、日本だけ?

日本以外に弱体化したのは、EU国です。ユーロをできるだけ増やさず、しかも国単位で倒産する仕組みです。

国の運営を安上がりにすれば、経済小国に変わります。気づいたスペインやイタリアが、かつての栄光を求めEUから脱退する願望があります。脱退すれば自国通貨に戻れる。

それでEUは、脱退が決まったイギリスのダメージが大きくなる条件をつけ、イギリスが国力を取り戻すハッピーエンドをバッドエンドに持ち込みたい立場です。

EUの狙いは何?

EUの骨格は新自由主義経済とグローバリズムで、格差拡大と貧困指向です。小さな政府で福祉を廃止する算段です。

福祉を商品化し外資企業に儲けさせます。法制化した議員が、企業の重役の椅子をもらう取引で、官の資産を売り物に変えるビジネスです。今スウェーデンの破壊中です。

日本にも触手は伸び、大阪市も瀬戸際です。医療体勢を故意に壊した大阪は、新型コロナで日本初の医療崩壊となり、自衛隊の医療班に泣きついた流れです。

EUの裏の仕組みもNHKスペシャルで見たい

国境喪失で生命と文化が喪失する現実を示せば、NHKはBBCを超えるかも知れません。

日本やEUは国の解体を指向し、対して中国共産党は国の結束を指向しています。中国が大事にしているのは、お金ではなく国力です。自国ファースト。

コロナで失速したトランプ大統領は、アメリカファーストで応じました。お金を守る国と国を守る国に分かれ、トランプ大統領は後者への分岐点です。非常識だからできた。

自国ファーストを民主国がけん制し合ううちに、ソヴィエト連邦の次の共産主義国が自国ファーストで伸びたのが、ベルリンの壁崩壊後のあらすじです。

親日に戻ったNHKスペシャルも見たい

外部→ 「世界の破壊を阻止する女」なんてどう?

NHK特集が国の借金や税金の嘘を暴けば、国民は一気に尊敬し、受信料の踏み倒しをやめるでしょう。フェイク報道だらけとの批判も挽回できます。
Photo: by Anthony Tran on Unsplash