税金で格差縮小する仕組み→富裕層のお金を貧乏人に回すのではない

増税眼鏡

税金は財源でなく、4つの役目を果たしている

税金の役目は4つ「自国通貨宣言」「景気調節」「格差縮小」「悪事けん制」です。

税金は財源でなく、自国通貨の一部を回収し、廃棄して減らす通貨メンテです。

世界と日本の財源の違い:Xトレンド図版より

それの理解者が増えてきた

好景気(=消費ブーム)の激しい過熱を冷やすために国民の購買力をそぐ目的で、所得が多すぎる者から順に通貨の一部を没収して捨てます。その捨て方がおもしろい。

税を国庫に還流させるだけで、当該年に予定した通貨発行を同額だけ減じる措置となり、お金の追加発行を取りやめるわけです。

もし予算の全額を正しく通貨発行して市場に送れば、通貨総量が増えすぎるからです。

時々、お金を間引いてやるわけね

取りやめた額だけ景気は落ち、成長の規模が縮みます。税額を捨てた意味になります。

税金は捨てる場合と捨てない場合があるのでなく、必ず廃棄される計算になります。

つまり、納税者が国の台所を支えるなど、あり得ないことです。

だから増税すればするほど、国民の金欠が顕著に表れ、さらなる増税が必要です。

それもう日本で起きてることそのもの

税金の主な役目4つのうち、「景気調節」に並んで多い誤解が「格差縮小」です。

絶対みんな貨幣のプール論で思考してるw

皆さんも、富裕層から集めた税金を、貧困層に回すのだと誤解していませんか。

「金持ちが貧乏人を食わせてやる」という間違った解釈は、カリスマ論者が庶民を馬鹿にして胸を張る根拠です。嘘で組み上げた心の支え、虚構のプライドです。

・ 富裕層の人たちは、自分が国家の台所に人一倍貢献していると勘違いしている
・ 実際には、富裕層が納めた税金は、納税の瞬間に廃棄(通貨抹消)されている

記事→ 間違った評論家が上から目線丸出しの動画

税が所得格差を縮める機能は、お金の分配とは全く違う

税金は財源でなく、捨てる通貨です。

国民からむしり取る搾取とは違う。取った国側は、得ていないから。

単純に納税時に捨てるオペです。富裕者から集めた税も自動消滅し、貧困者への分配など不可能。やろうにもできない。

なら格差縮小はどうやるの?

累進課税です。

・ 富裕者は累進課税で、税率すら上がり、大きい儲けから多く捨てられてしまう
・ 貧困者は累進課税で、低率や無税にされ、小さい儲けからあまり捨てられない

年間にお金を失う「割合」まで変えて、所得差を縮めるのが格差縮小の機能です。

所得に正比例した納税だと、取り足りないわけか

所得10倍の人から10倍徴収しても、格差は拡大します。所得10倍の人から15倍や50倍を取って初めて格差が縮まり、共産主義革命を阻止できるわけ。

税金は等差はだめ、等比もだめ。率を累進させないと、国家てんぷくへ向かいます。

当然ながら累進課税をゆるめる構造改革だと、庶民は貧困化して社会は荒廃、国家は解体されていきます。解体を進めた国がイギリスとアメリカで、中国に負ける結果に。

解体を進める裏のメンバーたちを、仮にディープステートと呼んでいるわけ。

新自由主義とグローバリズムによる国家解体目標ね

今は日本の解体を進めているところ。日本つぶし。キーワードはレントシーキング。

ご愁傷さま

ご愁傷さま

政治の何がおかしいのか、国民の解釈は今も逆さま

増税が続くと当然、国民は破産するなど、弱い者から順に死んでいきます。

また買い物が減るからGDPが下がり、企業は売り上げが伸びなくなり、業務上の犯罪に手を染めたり、従業員を邪険に扱ったりが増えます。大人のいじめブームに向かう。

中古車販売店ビッグモーターの大規模不正事件もね

良質な企業が倒れると、待ち構えた外資系ファンドや持ち株会社が安く買い叩きます。

日本企業は世界に通用する技術を持つから、海外の投資家や投機筋は欲しい。

安く買い取り、大量解雇すれば株価が上がるので、売り抜けて大儲けできる。

国民は総理大臣を「増税眼鏡」と呼んでるけど

国民はやっと、自分が危ない予感を持ち始めました。

ただし増税の何がダメかは、国民は今もわかっていません。

税金を財源とする勘違いは、まだまだ続くわけか

「国民の負担増」の語を使っている時点で、全く勘違いしています。

国民は今も、国の財政は次のようにあるべきだと胸に刻んでいます。

母=政府、子=国民、だとして。

・ 母が子に母乳を飲ませると、子は全量を母の胸に返し、母のミルク赤字をなくす
・ 母の母乳を飲んだ子たちが、母の胸に返さないと、孫が祖母にミルクを返済する
・ 母が子にこづかいを与える、その額は子の貯金箱や預金口座から取って用意する
・ 母が子にこづかいを与えて、今月から長男を千円上げるなら、次男を千円下げる

日本人は、母親が出す母乳やこづかい銭は、子が負担するのだと思っています。

おかしいと感じない国民もすごすぎる!

この思考が、ご存知「貨幣のプール論」です。

記事→ 貨幣のプール論とは

増税眼鏡は「国の一万円札が足りないから、国民から集めたい」と訴えます。国民はお金を政府が刷り足せば解決するとは知らず、お金を差し出して経済衰退に加担します。

出資詐欺と同じで、知識がないからお芝居に引っかかるのです。

34年間も延々と引っかかり。あと55日で、35年目。

四捨五入すれば「失われた40年」。

失われたアラフォー。

増税は財源だと勘違いした国民ばっか

「ばっかみたい」と知った国民は増えましたが、まだ少数派です。

「減税すれば財源はどうするのか」と突っ込まれたら、大勢がシュンと黙りますね。

国民は財源は通貨発行だと知らず、無限の増税で破産させられ、次々殺されるのです。

殺されるだなんて物騒な

日本国民は「国費は国民が負担する」という真っ赤な嘘と、心中する気なのか。

国民は総理以上に新自由主義だし

お金の機能を説明するこのブログは、Google検索で上に出られません。

Googleが下位に落とす細工をしているのではなく。

フェイク記事の方が読者の人気が高いので、検索上位に嘘の情報がずらり並ぶのです。

国民に人気のフェイク論は以下。

・ みんながぜいたくするから、国の一万円札が底をつきかけている
・ 国の無駄をなくせば、国庫のお金を守れて、国は破綻しなくなる
・ 一番の無駄はお金のばらまきで、貴重な資源をドブに捨てている
・ 企業社員の学歴が低く、働き方も悪いから、経済成長しないのだ
・ 赤字企業を全て倒産させてなくせば、優良企業と人材だけが残る
・ 縄文から昭和までの伝統を消し去れば、イノベーションが始まる
・ その改革をじゃまする高齢者や障がい者は、いなくなって欲しい
・ 所得が少ない労働者は、国に不要なお荷物なので、安楽死が適切

この思考を新自由主義と呼び、特に若者たちの人生訓になっています。

税による格差縮小を、国民は「富裕者のお金を貧困者に分け与えるのだ」と完全に勘違いし、富裕層と貧困層の差別意識や憎悪感情が続いています。
Photo: by charlesdeluvio on Unsplash