中国の経済成長を目で見た若者は、日本と逆の貨幣観を知ろう

北京のスキー場

日本は中国に完敗したと、若い世代が報告した体験記

若いブロガーが書いた「日本はおしまい説」は的を射ています。

しかし「何が日本を壊したのか」、この焦点が甘い問題を考えます。

中華人民共和国へ出張や移り住んだ若い世代が、現地体験の衝撃を書いています。

「日本は中国に勝てそうになく、終わったとしか思えない」。

日本では企業は悲惨な状態だし

あるブロガーは日本の会社に在籍し、何を提案しても却下されたそうです。

ところが中国には耳を貸し検討する包容力と、賛同する声と好奇心があり、実現しそうな気配があります。現に特許数が日本の何倍にもなり、世界一です。

日本との差は逆転不可能と、ブロガーたち。

今も日本人は中国が途上国だと思ってるから

スマホのヒット製品は中国製で、スマホでのキャッシュレスも実現しています。

日本では車のETCでも、収入不足でクレジットカード契約ができない人がザラですが。

日本の元気のなさはひどい

そんな若いブロガーたちに抜けている話が、国の財政です。ざいせい。

日本企業の問題ではなく、国家経済の問題だった

日本企業はだめだの指摘で、筆頭は上司の劣化です。年輩や重鎮の後向き行動です。下の中堅や若手が、不合理な経営に悩まされて。

皆が首をかしげるような上司の決断が業績悪化させては、コストカットで部下を解雇する空回りとか。部下を監視する毎日で、立派な肩書きが組織を故障させています。

たまに育った有能者や指導力を持つアルバイトを、解職するパターンも。簡単に言えば、権力と能力のかい離です。

耳タコのトップだめ論か

そこで思考停止してはだめで、さらに原因をさかのぼれます。

今81歳の人が50歳だった30年前、日本企業はこうだ(色付きが日本企業)

若いブロガーは、次の事実は初耳ですかね。

日本は1997年から、国民が貧困化する政策に変えた。

緊縮財政と消費税増税で、円を国民の手から減らした。

所得減で消費金額が落ちて、GDPが上がらなくなった。

2020年までの23年は、人類史上最長で最大のデフレだ。

所得減で、日本人は気落ちし悲観的で性格が悪くなった。

貧困で利己的になり、陰湿で差別的な人権侵害も目立つ。

刹那的で粗暴な者が、女性や児童の安全を脅かしている。

ブラック企業が増え、うつ病や自殺やテロ殺人も何度も。

貧困ビジネスに好都合な政策が、次々と決定されている。

国民は貧困化する方向へと、毎回の選挙で賛成してきた。

中国は1991年から、日本と反対に国民が富裕化する政策に変えた。

中国の政府負債は6900兆円、日本の1100兆円より大きく発言力が強い。

中国は政府のプライマリーバランスを、大赤字にする正解で富裕化した。

お金とは何かを、中国人はわかっていて、日本人はわかっていない。

両国の経済はどう違う?

中国はインフレ好況を目指し、日本はデフレ不況を目指しています。

中国はケインズ経済を実行し、日本は新自由主義経済を実行しています。

中国は積極財政で、日本は緊縮財政です。

中国は減税して伸び、日本は増税して縮みました。

若い論客の視点に、国の通貨発行が抜け落ちている

「日本は無能と愚人と、足引きと嫉妬マンが増えたせいで、経済が低落した」の分析は、早合点です。

順序が逆。原因と結果があべこべ。

経済悪化が先に起きたってこと?

日本は政策で、経済をわざと落としました。

落とす方が先でした。

所得を故意にわざとあえて減らすことを、まず第一に最初にスタートして始めました。

すると、無能と愚人と足引きと嫉妬マンが、激増したのです。

経済劣化が先で、後で人間が劣化した?

老害の顔役である団塊の世代は、高度成長に貢献した有能な世代です。しかし経済を落とされると、今だけ良ければの自分中心キャラに化けました。

企業の穏健で太っ腹な上司も、1990年代後半から薄情な鬼に変わったのです。

よくあったのは、部下に不得意な仕事をまかせ、失敗すると窓際へ置いて減給や解雇する手でした。社員を干す「追い出し部屋」は、何件も裁判になっていますね。

そんな手間ヒマがあれば仕事をやればよいのに

無理です。仕事をしても儲からない日本へと、政府が変更した後だから。

買い物客である国民が、先に貧困に落とされたからです。製品を買えない貧乏国だから、メーカーは社内の頭数を減らすだけが取れる手です。

企業収益が悪化する国家的なターニングポイントが、先でした。立ち行かない企業たちは収支を帳尻合わせするコストカットで、人権侵害を踏み越えました。

それ女性の活用でもいえる?

女性を活躍させなかったから、経済が落ちた順序ではありません。

これも逆。

女性が活躍するには、死ぬほどまで働かなくても裕福に暮らせる社会が必要です。しかしワーキングプアを増やす国の方針で、男女間で共食いになりました。

男性としては、後発の女性が会社に残り、自分がクビだと納得いきませんから。

年齢の上下も敵対しました。若手社員に技術を教えたら、先輩が先に解雇されるから。

解雇されたり干された技術者を、中国や韓国はヘッドハントし、両国は発展しました。

日本国内では、才能の出番が減りました。だから人が腐ったのです。

メンタルの崩壊が起きた?

マウスの実験で考えます。

エサを減らしたネズミの一群は、行動が鈍く、刺激に反応せず、だらけた態度に変わったり、突然凶暴にはね上がる。それが、日本人に起きているのです。

他国の政府はエサを減らさないから、日本人は落差にがくぜんとします。

がくぜんとなる日本とくらべて、中国はどこにいる?

中国政府はなぜ日本の轍を踏まない?

中国政府が、お金をじゃんじゃん発行し続けているからです。

国の借金こと政府負債が最大の国が、世界のリーダー国だと彼らは知っています。

世界で中国だけがお金の性質をわかってる?

中国首脳は「我々はバブル後に失墜した日本を研究し、同じ轍を踏まない手を理解した」と何度も強がりました。中国バブルがはじける予言への反論として。

中国の首脳は「財源論」「財政破綻論」「ハイパーインフレ厨」など、合理性のない迷信をいちいち信じません。必要なお金は発行するまでの話。

日本 = 実物貨幣を信奉、お金を財宝として保護、使い惜しみ、国力放棄
中国 = 信用貨幣だと知り、金券として発行、捨て金を投じて、国力優先

日本人は船で海を進み続けると、滝から落ちると信じています。中国人はそうは信じず、世界制覇できると信じています。

中国も日本みたいにバブル景気で気がゆるまないか?

日本はたき火に水をかけて、1980年代のバブルを消しました。

「たき火に水をかけた」のパニック行動を致命傷とみた中国は、ゆっくり鎮火させる算段です。公共事業の加減で、インフレ率を微調整すればよいのです。

・ 日本のトップ = バブルは悪で、事後の墜落で正されたと思っている
・ 中国のトップ = バブルは善で、事後の墜落が悪だったと思っている
でも、なぜ中国政府は国内のお金を激増できた?

世界の工場になったからです。

トウショウヘイ(鄧小平)主席の1990年代から、日本や欧米から企業を誘致し生産量が増えました。超インフレが起きにくくなり、お金の大増刷が可能になりました。

国内に生産力があれば、デジタル人民元を大量に発行できるのです。

若者は一番何を理解すべき?

日本だけにあるフェイクがこれらです。

・ 税金は財源だ
・ 国債は借金だ
・ お金は宝物だ
・ 使えば消える

日本は無駄な出費を減らそうとして、貧困化し続けています。

それが緊縮財政と消費税増税です。この問題意識を持てば、中国へ行った収穫です。

記事→ バブル時代の日本の幸福度

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バブル後の日本のデフレ不況を分析した中国は、インフレ好況を維持するよう人民側にお金を多く投入して、人民の能力活用を計画的に進めています。
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