国がお金を使えば、金庫のお金がなくなる思考
日本経済が「失われた30年」を33年も続け、25年間のデフレ不況なのは、国策で通貨を削減する緊縮財政と消費税増税が原因です。
お金の総量を減らす政策で、故意に時給を下げさせ、わざと貧困化させています。
政府が貧困化を強める動機は何?
お金が枯渇する恐れです。政府がお金を出すと、金庫の一万円札が底をつく恐怖です。
外国にその恐怖がないのはなぜ?
現代国では、財源は公債発行の追加増分を予算金とし、国民側に投じます。
それだと打ち出の小づち同然だが?
打ち出の小づちはないとする日本の常識が、間違いです。政府にはあるのです。
それはハンマーの形なのか?
電算機です。コンピューターソフトです。
ボタンを押して政府貨幣を出します。
政府貨幣を公債と呼び、日本では国庫短期証券、国債、財投債です。
国債は、特例国債、建設国債、復興国債、借換国債、戦時国債などにも分かれます。
お金とはそもそも何なの?
お金の正体は、貸借関係を示す数字データです。
国民が不景気を喜ぶのは、戦後の洗脳教育の効果
国の通貨マネージメントでは、政府がお金の総量を増減します。増やせば好景気にでき、減らせば不景気にできます。国は景気を自在に上げ下げできます。
アメリカが好景気なのは、お金をわざと増やしているからで、逆に日本が不景気なのは、わざと減らしているからです。
気づいていて、なぜわざと減らす?
その方が国民が喜び、政権が安定するのです。国会で法律が抵抗なく通る。
なぜ国民は不景気を喜ぶ?
教育が国民をしつけたからです。社会科の教科書に嘘を書いて。
どんな嘘?
国費を国民が負担する嘘です。
税金で国の予算金をつくる嘘です。
嘘はいつから?
1947年から。
交通事故が起きても、自己責任にしたい国民感情
国民が一番恐れるのは、政府がお金を使うことです。
使ったお金は僕たちが働いた税金で補うから、ガードレールを設けるより通学児童が車にはねられた方が得策と考えます。親の監督責任と、児童の自己責任にして。
自分たちのサイフから交通安全のコストを出すのが嫌なのです。
道路を直さない方が、税金が安くなるつもりね
それで「事故が多発する交差点を改善せよ」という意見も、激しく罵倒されます。
「運転が下手なやつや、交通ルールを守れない馬鹿など、勝手に事故を起こせばいいし、自業自得なのだから放っておけ」と訴えます。工事費用が惜しいからです。
サイフを守ろうと必死な人がカッカして、口汚い投稿で改善やめろと釘を刺します。
政府が工事費を出せば、国民所得はどのくらい減るの?
増えます。出費額だけお金の総量が増え、サイフが厚く裕福な国になります。
なぜそんな逆が起きる?
政府はいちいち、お金を発行しては使い、発行しては使いします。
使うたびに発行して増やすから、みんなの時給が上がるのです。
日本はそれをやってないわけ?
やっているのです。BISもIMFも、世界中の銀行にそう指導しているから。
だったらなぜ日本だけが貧困化する?
緊縮財政で、発行して使う金額を年々減らして減らしてしています。
消費税増税で、使った金額を国民から回収する努力も続けています。
同額のお金が往復ピストン運動するだけ?
母が子に母乳を100cc飲ませる。そこまでは外国も日本も同じだとして。
翌日100ccを、赤ちゃんが母に返すのです。日本だけが。
母の母乳が底をついて破綻しないように。
飲んだ母乳を子が返して、母の胸に戻す。
親が子に返せと言うのをやめたらいいわけ?
消費税廃止がそれです。
ところが「福祉の財源だ」の嘘で、先に洗脳を済ませています。減税すれば、国の金庫に一万円札が入ってこなくなり、国は金欠で破綻すると、国民は今も信じ切っています。
国民は、政府がお金を発行する役目だと知らないのです。嘘の教育を受けたせいで。
母が出す母乳は、子が用意して負担するのだと、日本人だけが信じています。
増税すればするほど、またすぐ増税するのは何なの?
当たり前の話です。
税金は財源でなく、余剰通貨の廃棄です。余剰でないのに捨てれば不足します。
打ち出の小づちで出せば足りるのに?
出したお金を子孫が小づちに返せず日本は破綻だ、のデマを皆が信じています。