セブンイレブン本部と店長の戦い:本当の原因はこの男だろ!

セブンイレブン店長問題

お客の貧困化で、セブンイレブンも貧困化

セブンイレブンの店長が、悪名高きフランチャイズ方式のむごいルールで、もう長い年月本部に搾取されてきた問題です。

自店の近くに本部の直営店をけしかけられて破産したり、閉店する違約金で抵当の土地を奪い取られたり、自殺する店長もいるあの問題。

本部にとっての金づるが、買いに来るお客でなく、店長だという問題です。

国民の反応は?

「コンビニなんて、もうどこもブラックばかりでしょ」。

「人が余っているのに、コンビニだけは人手不足だし」。

「ひどい契約でも、契約した以上は店長の自己責任だ」。

「いやなら店を閉めて、トンヅラして一件落着じゃね」。

ただ、そもそも本部のセブン&アイ・ホールディングスは、それほど大船に乗って悠々と気楽にやってはいませんから。順風満帆なら、シャープ株式会社でも買えたでしょう。

なぜコンビニの本部も気楽でない?

日本がデフレ不況で、お金不足だからです。

貧乏人が多い日本に変えたから買い物が減って、日本の全ての店が売れ行き不振です。

コンビニ以外は好景気というわけではなく。日本中が売れ行き不振ですよ。売れているのは、儲け方を指南する情報商材だけ。

経営がへたな社長が多くて、不況になったなんてウソです。因果関係は逆で、不況だから例外的な社長以外は、へたな結果しか出せないわけです。

この不況は一人の男の決断で起きたのです。女ではなくて。

いつどこの誰が、日本の全部の店を売れなくしたのか

1997年4月1日に、時の総理大臣が日本の全ての店を売れなくしました。

どんな手段で?

いわずと知れた緊縮財政ですね。

別名は、プライマリーバランスの黒字化目標です。

これは政府財政出動をやらない誓いです。お金の供給を止めて、今あるお金だけで暮らす意味です。一人あたりのお金が減り、人口が削減され、少子化も急進しました。

もうひとつは消費税の増税です。3パーセントを5パーに上げました。今あるお金を手っ取り早く減らすのが増税です。国民の貧困化を急ぐ効用です。

増税はお金減らしを加速する機能です。税金は財源ではないのです。

「消費税で福祉をまかなう」と勘違いして。日本を貧しくする政策が目白押しですよ。

誰がそんなひどいことを?

誰の圧力でしょうか。何と、日本国民です。

黙ってる国民が悪い?

国民は黙ってはおらず、国会議員に直訴しています。

「政府はもうお金を使わず、無駄を削減しろ」。

政府はその命令どおりにやっています。日本人を皆殺しにする命令どおりに。

皆殺しを急ぐ日本人

皆殺しにしろとは誰も言ってないけど?

意訳すれば、そういう意味です。

動物のオリでエサを減らせば、やがて頭数が減ります。増えるのではなく。

政府は国民に寄り添い、エサ不足で餓死するよう取り計らってくれました。

アメリカ政府が国民を富ませる習性に対し、日本政府は国民を貧困にする習性です。

国民はなぜ、無駄を削減しろと言うのか

「政府が使うお金はあたしたちが納めた税金だ」のデマを信じているからです。

・ 政府が使うお金はあたしたちの銀行預金を奪い取り、裏で使っている
・ 政府が支出を止めたら、あたしたちの預金は減らず、お金持ちになる
・ お金の動きを止めれば消費は途絶え、お金は減らなくなり裕福になる

僕らが働いたお金を政府が使い込んでいると誤解し、使うのをやめさせたい。

全ては、国民が「あること」を知らなかったせいです。

あることとは?

せーのっ。

「打ち出の小づち、貨幣プリンター、通貨発行権です」。

・ 現代の国家は、政府が自国通貨を発行して、あらゆる支払いを行使する
・ 先進文明国は、国内にコストがかかるほど、通貨発行して富裕化が進む

各国の政府は、お金を自由に発行できるのです。お金が足りない悩みは狂言です。狂言とは狂った言葉の意味でなく、お芝居の意味です。念のため。

政府がお金を出せば、経済成長するグラフ

国民はお金の仕組みを全然知らないし

日本国民は、自分たちがかせいだお金を政府が巻き上げ、国のお金として使って消耗させていると邪推し、政府を批判し続けてきました。

「お願いだから、政府はお金を使わないで」。

すると、こんなんなっちゃったー

政府が使うお金は円の新発行分なので、使わないと円をが増えず貧困化します。

政府は予算の全額をいちいち新たに発行して、それが本当の財源なのです。

みんなは全然違う犯人探しばっか

国民は日本の長い貧困は台風のせいだとか、夏の終わりが早く涼しいからとか暖冬とか、国際政局の変化とか、新型コロナウイルスにもさっそく責任転嫁しています。

セブンイレブンも店内レイアウトや、冷蔵庫の温度や、レジ待ち時間も関係なし。

入れたてコーヒーや、おでんや肉まんも関係なし。

セブンイレブンの本部と店長の戦いは、緊縮財政と消費税増税で通貨を削減した当然の不況です。他国は積極財政と減税で、通貨を増量して好況です。
Photo: by Drew Willson on Unsplash