お金を使うと消える恐怖 → 実は他人の手に渡るだけ
皆さんは、次の被害意識を持っていませんか。
砂漠の旅人が持つ水筒のように、水を使えば残りが減り、空になる恐怖です。
お金も同じと思ってる人がものすごく多いけど
「お金を使えば、世の中からなくなって減る」という恐怖。これ全くの嘘です。
使っても、実はなくなりません。
信じない人が多そう
Aさんがファッション店で3千円の服を買います。Aさんは3千円を失います。
ほら、3千円がなくなった
ところが、あら不思議、店が3千円を得ています。
どういうこと?
Aさんと店は3千円と服を交換し、持ち主が入れ替わっただけなのです。
この世から、3千円は消滅しないで移動するだけ。
お金をどんどん使ったからなくなった、という説明は真っ赤な嘘です。
お金を使えば世の中からなくなる気がするのはなぜ?
自分中心で考えるからです。「ミクロ経済」と呼びます。個人の話なのです。
一方で、全体的に考えるのを「マクロ経済」と呼びます。国の経済はこちら。
みんなでお金をたくさん使えば、経済成長になる
3倍の値段の、9千円の服でも買えたのが、バブルの消費行動です。Aさんは3倍を手放しますが、ファッション店は3倍を入手します。移動する金額が3倍です。
バブル時代にお金の総量が急増し、皆のサイフが急に厚くなったから。
昭和にお金が増え続けたのはなぜ?
社長さんが銀行融資を受けたから。信用創造(マネー・クリエイション)と呼びます。
その後、平成にお金が消えたのはなぜ?
社長さんが融資を返済しました。信用収縮と呼びます。
身ぎれいに整理したから貧乏に落ちたわけ?
それだけの話です。
借金を返したから、日本のお金が減ったのです。バブルがはじけた。
お金を使い込んだから消えたのではなく、銀行に返すと消える国際的な仕組みです。
皆さんの知らない部分はここ。
「社長の借金」と違い、「国の借金」は返さない
それなら社長たちは、あの時なぜ融資金を銀行に返したのか。
政府が銀行に回収を求めたから。いわゆる「貸しはがし」です。
お金が減り始めた時、誰が何をすべきだった?
政府が通貨発行して世の中に補充し、お金の減少を止めるのが唯一の正解でした。
ばらまきです。
日本政府は実際にやり始めました。公的資金の注入がそれ。国の正しい政策。
コウテキシキンて、チャーリーカンパニーのコントにあった
政府の公的資金は、政府の借入金ではなく、自己資金です。
自己資金なら誰にも返すわけないか
返さないと、税金はずっと軽くなります。
ところがそこに、レントシーキングのデマが入りました。
巨額なほど経済大国になる政府負債を、「国の借金は子孫のツケ」と嘘をついて、国民をびびらせて逆走させ、貧困に突き落としてやる計画です。
国民を貧困に変えて、製品をロクに買えなくさせ、企業を傾かせて、外資に買わせる。
「失われた30年」です。大阪のシャープ社はつぶされ、土地や建物も外国に買われて。
国の借金デマに国民が簡単にだまされたのはなぜ?
「お金とは何か」を国民は勘違いし、税金が財源でないことも知りません。
みんなでお金を出し合い、国を運営する勘違いで、以下の妄想が生じます。
実はあべこべです。国は出費するたびに通貨発行して増やすので、無駄をなくせばお金は増量されずに成長がストップします。今起きているのがこれ。
ところが国民は、お金の総量が固定だとイメージし、次の間違った意見を持ちます。
将来成長する分野は神だけが知るから、賢い国は全方位に投資するものです。
それらの間違いをさらに続けて、国はどうなる?
もし税金が財源なら、年収500万円の人は、ゆくゆくは納税が年500万円になります。
日本列島にある全ての資産の合計を、国民が支払う理屈です。当然、全員が死にます。
んんっ、ということは・・・
「国の借金をなくそう」「プライマリーバランス黒字化」「財政健全化」「財政再建」のワナは、日本を弱らせる抑圧です。絶滅は目的でなかったと、想像がつきます。
ジェノサイドは脅しが目的か
日本に起きた日本円の不足がお芝居だと、国民が理解する日まで続きます。政府は国民へ経済制裁し続け、首を吊らせ線路に飛び込ませます。現にやっている。
しかし国民を苦しめながらも、死者が増えすぎないように時々お金をばらまいて助ける。皆殺しでなく半殺しにとどめ、生き殺しの統治を狙うはず。政権安定のために。