
正しい財政規律は、インフレターゲットの率で決める
財政規律という概念があります。ざいせいきりつ。
通貨発行を総額何円にするか、どの公共投資を通して国民の所持金を増やすかです。
どういう分野を通すの?
通信インフラ、リニアモーターカー、高速道路開通、国道・県道・市道、ガードレール、水道管、河川改良、植樹と植林、高分子化学研究所、細胞医療、人型ロボット開発、宇宙開発、文化財保全、芸術文化振興、大学研究費、高齢者介護、障がい者支援、福祉全般、幼稚園、保育所、警察、消防、防衛。
基本ルールはあるの?
独立国は自国の通貨のみ、必要なだけ発行できます。
国の予算執行は、全て国債でまかないます。
国のお金不足は原理的に起きず、もし起きればお芝居です。
国の財源はいちいち刷り足す時代なのね
言い換えれば、景気は政府が決めて故意に操作する時代です。自然現象ではない。
景気が悪くなる時は、悪くさせたい人が主導権を持つ時です。
お金の発行が少ないほど貧困化 → 商品余りで通貨価値が上がるデフレへ
大筋はそんなに簡単な話か
お金を発行する規模は、今のアメリカや中国は多めで、日本は少なすぎです。ドイツは日本に近くて少なめ。これがそのまま経済成長率に表れます。
アメリカよりドイツの経済成長率が低いのは、ドイツ人がダメ人間だからではなく、EUの方針が通貨発行が緊縮だから(ドイツ政府ではなく欧州中央銀行からの仕送り)。
国のトップの思想も反映し、メルケル首相は東ドイツ出身で節約する傾向です。西側の人とは違う感覚。
話を戻します。
セオリーどおりにお金を増やす時、制約があります。
インフレ率ね
需要けん引型の物価上昇。その年率。イコール通貨価値下降率。
日本の年間予算は240兆円です。この全額が毎年国債発行だと、お金がめちゃめちゃ増えすぎます。お金があり余って、燃やして遊んだり、海に捨てる者も出てきます。
財政の目安は、良性デマンドプル型インフレ率です(悪性コストプッシュ型はまた別)。
良性インフレターゲットを2パー以上とする根拠は何?
長年の統計からの推論です。
良性インフレ率が2から4パーセントだと、国民の消費マインドがそこそこ高めです。
少しずつ物価が上がる期間は、それ以上の所得上昇が続き、国民は買い物して売れゆきがよい。社会全体が明るく、結婚も増えます。銀行にお金を預けると利子が多め。
高級家具や高級自転車、楽器や天体望遠鏡や、ダイヤの指輪も好調に売れます。
素人が店を開いたり、独立してベンチャー起業しても、そこそこ成功率は高いし、往年の老舗企業も安定的に売れて、研究開発も拡大する経済状態です。
激しい貧困や餓死や、ブラックやらワーキングプアや、強盗殺人やテロは減ります。
年に何兆円のお金を発行すべきなの?
モニタリングしながら、押し引きして調整します。計算式はありません。
起きた結果をみながら加減するのが実際です。
間違った財政規律は、プライマリーバランスの黒字化
一方、間違った財政規律の典型は「入」と「出」が等しい「財政均衡」です。
「プライマリーバランス黒字化目標」と呼び、発行したお金を全額回収します。
経済成長を永久にゼロに固定します。
それって大丈夫?
全員が死にます。
なぜなら、単に同額のお金がピストン運動するだけでなく、既発分のお金を回収する理屈になり、日本列島からお金が全てなくなる日がゴールです。
宇宙ステーションの中のように真水の供給がなくなり、排泄物をろ過して飲み続ける閉鎖的な循環に似た暮らし方です。
まともに働いても貧乏人だから、いっそ詐欺や窃盗団に入る方が未来が明るい。中南米の麻薬カルテルなど、シンジケートの新産業が隆盛になりそう。
今より大勢の女性が、売春に身を投じるのは必至。途上国ビジネスの、子ども売買市場が発達するでしょう。東南アジア国のように、片方の腎臓を売る商売も発達します。
日本もある程度そうなってない?
世界は経済成長しているから、相対的に日本の貧困は深まります。危ないと言われるスペインやイタリアやアルゼンチンでさえ、経済成長していますから。
日本だけデフレスパイラルが続き、修正不能で国民は死に絶えます。
国債発行は絶対に必要なのか
財務省は人体でいえば肝臓です。造血します。肝臓なしで生きるのは困難です。
肝臓を捨てた国がギリシャです。日本にある打ち出の小づちは、ギリシャにはない。
日本はなぜギリシャのようには倒れない?
ギリシャはEU加盟後に、自国通貨ドラクマの発行をやめて、統一通貨ユーロを借りているから、本来ないはずの返済義務が生じます。つまり、ギリシャは独立国ではない。
EUが一国で、県に相当するのが、ユーロ加盟国です。フランスやドイツもイタリアも。
ギリシャにとって「ユーロ」は、欧州中央銀行からの借入金で、外貨借金と同じ性質。
吉本興業に国費が注入される、令和日本の貧困化
ところで、お笑いの吉本興業に国の出資が入っているみたいです(もちろん税金ではなく国債発行)。人気企業が公金に依存するのは、貧困国だからです。
勝ち組の特権である放送権に近い、漫才師やお笑いタレントまでが収益悪化で上納が不十分なのは、日本がコロナ以前に23年もデフレ不況だからです。
昔はあれほど売れたテレビ業界もボロボロか
道路は穴だらけ、水道は水もれ多発。トンネル天井が崩落したり、原発は爆発して、少年ジャンプは売れなくなる。大学も企業も研究費が減り、ノーベル賞が将来とれそうにない論文数の少なさです。役所は賃金の低い派遣職員だらけ。
企業や大学や放送局や水道を外国の資本へ売り払ったり、ハイテク技術特許を売ったり、おいしい米やイチゴの種子を売ったり、美術館の世界名画を売ったり。国の資産を切り崩して飢えをしのぐ方向へ、日本は向かっています。
吉本以外も全てが危なく、皆が貧困原因に向き合う時です。
何に向き合えばよいのか?
「プライマリーバランスの黒字化目標」という間違った財政規律です。
お金を減らして国民を飢えさせる、間違った財政規律です。
年々お金を刷り足して初めて、経済成長するわけか?
刷り足して国民に投げた額が、経済成長の額に相関します。
正常な財政規律では、景気を最優先し、通貨発行にしわ寄せします。
間違った財政規律では、入と出を等しくし、景気にしわ寄せします。
んっ、少しわかりにくい
誤った財政規律 : 通貨発行額0円を目標とし、景気の良い悪いは結果論でよし
コロナ対策にもいえるね
誤ったコロナ対策 : 使うお金を最少にして、何人死のうがOK ← 日本はこれ


