税金の高い低いを、外国とくらべるってどうなの?
日本の消費税や所得税の税率を、外国とくらべることが非常に多いですね。
間違った発想です。
正しい判断はどうする?
日本の去年と今年で、景気が上がったか下がったかをくらべます。
何かにたとえると?
たとえば、エアコンで室温を何度にするか。
その日の、外国の設定温度と同じにしても無意味です。
「何度なら自分たちに何が起きるか」で判断するのが適切です。
外国とくらべるのは、道理を知らない行動
外国とくらべたくなるのは、室温にチンプンカンプンな場合です。
何を目安にすべきかわからないと、よそを模倣することに。
模倣したい国を探してもだめか?
靴を選ぶ時もそうです。
他人がはいている靴と同じサイズを買わず、自分の足に合うサイズを買うのです。
試しに足を入れて、店内を歩いてみます。自分の足で。
この知恵がないと、靴が自分に合わず苦痛なはず。
自国だけを観察して、自国の税率をどう決める?
税金は景気の冷却が目的であり、インフレ率、物価上昇率の推移で決めます。
インフレ率が低すぎれば減税し、高すぎれば増税します。こまめに変えるものです。
・ インフレ率 = 需要(通貨量)が、供給(商品量)よりどれだけ多いか
・ 具体的には → デマンドプル型インフレ率が、2~4%より低いか高いか
・ 具体的には → デマンドプル型インフレ率が、2~4%より低いか高いか
今の日本をGDPデフレーターでみると、インフレ率0%未満です。
つまり日本は、間接税ゼロかマイナスが正解です。
税金のとりすぎで冷え切った?
低体温症の害が出ています。児童の7人に1人が貧困状態にあるなど。
コロナ後に加え、ロシアのウクライナ侵攻で石油高騰し、狂乱物価にも見舞われて。
外国を模倣すべき場合はないの?
アメリカは国税の売上税がなく好況、日本は消費税を守り続けて不況で、あべこべ。
アメリカ政府は税金は財源でないと知り、日本は財源扱いで重税を続け、あべこべ。
ドイツなどEU国、中国も韓国もコロナ減税し、日本のみコロナ増税して、あべこべ。
天災で他国は復興国債を発行するが、日本は東日本大震災で復興増税し、あべこべ。
日本は国際社会とは逆に増税を続けて通貨削減し、故意に経済を破壊し、あべこべ。
「政権が乗っ取られ、日本を破壊する政策ばかりだ」の噂は、どうも本当みたい。
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