マスコミ報道は反日の経済破壊工作だとの陰謀説は本当?

ラジオチューナー

日本のマスコミが日本経済を傾けた、それは一応は事実

日本のマスコミが、日本経済が悪化する方角へ吹く風をつくり、国民が貧困化して死者が増える方向へ引率や、背中を押してきたのは確かです。

「日本の借金は700兆円あり、このままだと返せず、子孫に背負わせることになる」。

このフェイクニュースは、ブログやSNSで広がったのではありません。テレビやラジオや新聞で何度も流すうちに、日本国民に浸透したのです。

800兆、900兆、1000兆、1100兆と増えるたびに、「日本は危ない」と叫び続けて。

国民の借金だってホント?

完全にウソで、日本の借金という言い方がフェイクで、正体は政府負債です。政府が貨幣を増やせば赤字計上する事務処理のルーティンワークにすぎないのです。

「国の借金」こと「政府負債」は、増えれば増えるほど、国力が増して国民が裕福になるだけの話なのです。話があべこべです。

それを理解するキモはどこ?

各国の政府は打ち出の小づちを持ちます。通貨発行権と呼び、今ではデジタル貨幣プリンターです。政府の自然発生権として、お金をつくって増やせるのです。

これはトヨタ自動車が自力でトヨタ車をつくれるから、ニッサン車を借りて返す手続きをやらないのと似た理屈です。自分で作れるなら、他から借りて返すマヌケはいません。

でも世間は勘違いだらけだけど?

マスコミは国際的なこの制度を、国民に伝えたことはありません。マスコミは逆に、政府がお金を使えば枯渇し国が貧しくなると、あべこべの警告を出してきました。

「財政健全化のために、借金を返済しよう」と。

返済すれば国民は死にます。

警告を信じたら貨幣発行を削減し、国民はお金不足になります。貧困化と呼びます。お金不足で買えなくなり、商品が余り価格破壊される、それがデフレ。それが今です。

国民に自滅行動をとらせた?

だから「マスコミは日本を壊すために活動している」という不信が、一部の国民に起きていることは確かです。日本をつぶす主犯は放送局や新聞社だという陰謀説です。

2019年の参議院選挙で、「NHKから国民を守る党」なんて政党が1議席を得たのも、受信料以外に報道内容が日本が傾く方向へ国民を走らせる、あべこべの論調が続いているせいもあり、話はつながっています。

国民の暮らしを悪化させるよう導く報道が増えたのは、バブルが終わった経済低調とタイミングが同調しています。それで21世紀のマスコミは、ネットでは悪口にさらされてきました。

日本の二つの経済問題を取り上げた、ラジオのニュース

2019年のあるラジオニュースは、日本には大きい問題が二つあって、二つとも未解決のまま、2020年を迎えそうだと警告していました。

どんな問題?

「日本の景気は回復せず、実質賃金が下がっている」。

もうひとつは?

「日本は財政再建も不十分で、国に無駄が多く借金ゼロには遠い」。

なるほど

この二つの問題だけ改善していません。

明治以降に最も長期政権を記録した現政権の内閣でも、いまだ達成できずに課題が丸々残ったままだという報道です。

早く解決して欲しいと願うだけ

そうじゃないのです。これを聞いて、放送はいったい正気なのかとあきれた方もいるはずですよね。ラジオニュースは狂っていますね。

なぜ?、どこが?、どういうこと?

問題が二つあることを指摘した放送の、何が問題なのでしょう。

実は簡単な理屈です。

二番目の努力目標である「借金を減らして財政再建を進めて財政を健全化する」が、一番目の「景気低迷」の原因だからです。

日本に残る二つの大問題は、原因と結果だった悪い冗談

放送を言い換えるとこうなります。ドラマのナレーションふうにいきましょう。

「その男は二つの問題を、いまだに解決できていない」。

その問題のひとつは・・・

「男の体力はかなり落ちてしまい回復せず、やせ細ったままだ」。

問題のもうひとつは・・・

「男は絶食も不十分で、まだ無駄に食べており、飲食ゼロが達成できていない」。

意味がわかりますか。

男に問題が二つあるとしても、二つは因果関係です。

わかったような、わからんような?

別の話にたとえましょう。

「ある女性は、いつまでも直らずにいる二つの問題をかかえています」。

どんな問題なんでしょう。

「その女性の手は、しもやけにかかって直らないのです」。

もうひとつの問題は何でしょう。

「その女性は、手の冷やし方がまだまだ不十分なのです」。

不十分ながらも冷やしているせいで、しもやけが治らないんじゃね?。

さっきの方は、断食を目指しているから、やせ細っているんじゃね?

いくらがんばってもできない場合、逆をやっていることが多いのですが・・・

換気扇や扇風機の羽根を外す時と似ていて。

子どもの顔の青あざがなくならない悩みと、子どもへの鉄拳制裁が足りないしつけの悩みも同じです。

子どもの顔のケガを直したい目標と、子どもの顔をもっと強く叩きたい目標は、同時には達成できないものなのです。

独立した個別の悩みが二つあるのではなく、一方がもう一方の原因です。

マスコミ報道が耳学問を通して日本を傾けたことは確かです。しかしそれは陰謀の履行を意味せず、経済分野の知識不足を示す程度と考えられます。
Photo: by Will Francis on Unsplash