この絵は、東北への祈念、そして再生と復興に重きを置いたものです。Japanとあるように、海外向け仕様のつもりです。
東日本大震災以降、東北の復興は、時間とのたたかいになるでしょう。
輸出する自動車を構成する部品や、海外で使われる工作機械、アメリカ製のiPadの部品さえ、この地で作られていたと知りました。全世界に及ぶ影響を小さく終わらせ、国際商戦から日本を脱落させないための突貫工事もすぐに始まります。
目につく大きな工事、建設とインフラ敷設は心配いりません。
しかし小さな部分で、雇用と普通の暮らしと、人間スケールのきめを取り戻す作業がたくさん発生します。何かを拾い集めるとか、洗ったり、並べたり、直したりの雑多な作業に、手のひらサイズの支援が想像以上に必要になります。体力勝負とはまた違う、繊細な気づかいのいる作業が。
ニュースにも出ない、絵にもならない、ゴマつぶを拾い集めるような、一番小さい規模のミニ支援の存在と重大性を、明るい絵に託そうと考えました。
UPSOLD製品は東日本大震災チャリティーTシャツです。ご購入者様のご出資と、UPSOLD負担分と、X-LADY2の著作料全額を含む計1380円が、義援金として日本赤十字社に寄附され被災地に送られます(2011年6月22日まで)。
なお、エラー切手ならぬエラーTシャツとなった初版は、第2版へと修正されています。エラーのロットは、「初版」の字が入った珍品となってしまいました。