愛のゴルフ倶楽部　I LoveスポーツのアートＴシャツ

ゴルフに関係する「クラブ」が２つあります。ボールを打つクラブと、カントリークラブのクラブ、これらは同じ語です。クラブハウスやクラブ活動のクラブも、それに当たります。

そして３つめのトランプカードのクラブも、同じスペルの英語CLUBです。

トランプとゴルフは、このクラブの語で接点を持ちますが、両方とも起源が古く、発祥地がどこなのかさえ不明だそうです。「不明」と言ってしまうと、読み物として共感を得にくいので、しばしばサイトで起源の俗説を真実かのように書いてあります。

トランプのクラブは、クローバーの語がなまった話は俗説で、こん棒を意味するクラブです。単にスペードと見分けやすいように描き変えたデザインと思われます。なぜなら、三つ葉のツメ草を描いたカードという、途中変遷が観察できないからです。

「トランプの１から１３までの数字を、マーク４つ分全部足すと３６４になり、これにジョーカー１枚で３６５となって１年の日数を意味し、２枚で３６６日のうるう年を意味する」

これも俗説です。なぜなら、ジョーカーを１カウントに数える根拠が見つかりません。

ジョーカーの機能は超越的です。他のカードに割り当てられた１から１３までの数字ではなく、０や１４など別の数字をジョーカーが持たないと意味が通りません。０ならば合計３６４で合わず、１４ならば合計３７８と３９２となり、さらに数字が遠くなります。

２枚あるジョーカーを１枚だけ加えて３６５へ話を落とすのも、根拠がありません。

関係ないものを、偶然合うからとくっつけたり、あるいは合うまであれこれ微調整してとにかく合わせて、意味ありげに語る。その典型がこのＴシャツです。厳密には語呂合わせではなく、同じ語なのですが・・・