重いコンダラ英語版　根性スポーツのアートＴシャツ

「少年野球選手のため、最高の実績のため、消える魔球のため」とあります。重いコンダラ、または重いコンダーラは、当然ながらずっしりした重量を持っています。

このよく知られた漫画のテーマは「根性」ですが、地道な努力をコツコツ続けて栄光をつかむストーリーとは大きく異なります。

主人公は、秘密兵器や珍兵器となる秘技や裏技を次々と考案して、ライバルに挑みます。しかしライバルの防衛兵器なる秘策によって、惜しいところで敗れていくという、挫折と涙の物語になっているのです。

漫画がかかれた当時に肯定された特訓は、その後多くが否定されました。たとえば、ウサギ跳びはウェイトトレーニングに替わり、柔軟体操はストレッチに替わりました。疲れる理由で運動中に水を飲ませなかった禁止令は、運動中に少しずつ水を飲み続ける指示へと、正反対に変わりました。

漫画の中心モチーフは、主人公の体重に関係します。

「重い球質、軽い球質」という、ピッチャーの体重で起きる不遇。現実にはそんな現象はなく、早くからバッター自身のミートの調子と、投球の回転で生じるバッターの手ごたえ感で説明されています。ジャストミートを外した時、ボールの重さが何倍にも増えて感じられるあれです。

ところで、誰もが科学的合理性を正しく理解しても、それでも何らかの忍耐が要求される場面がスポーツには残ります。レジャースポーツでも、かじってしばらくしてつまらなくなる種類が意外に多いという。楽しみ語れるレベルに届く日まで、架空の先人たちの苦心を思い浮かべるのもいいでしょう。

このＴシャツでは、コンダラ本体が非常に重い物に見えます。これを着ていると、重さで肩がこらないか、周りから心配されたりするかも。