三連水車の2作目は、近くの川べりよりも高い視線から見ています。
実物の三連水車は、軸受けとなるコンクリート製の壁状の台と、ひしゃくが落とした水を受ける樋に囲まれています。現在コンクリートになっている部分は、昔は木製を時々修繕しながら使っていたはずで、当初がどういう形状かは伝わっていません。
絵は、各々直径が異なる水車ホイール本体の木組みをわかりやすく見せるために、周囲の部材を省いて、フレームモデルのみクローズアップしています。
最大径の水車を手前に持ってきたのは、小さい部品をプリントで明瞭に再現するためで、やや過激なインパクトになっています。