はやぶさと小惑星イトカワ 宇宙探査機のアートTシャツ

デザインTシャツの詳細

はやぶさTシャツ部分はやぶさTシャツ部分

イトカワは落花生かラッコの姿に似た不定形の小惑星で、長軸の長さが535メートルと、端から端まで徒歩で8分の小ささです。太陽からの距離は、最も遠い時で2億5000万キロメートルと火星軌道の外側まで出て、最も近い時は1億4000万キロメートルと、地球軌道の内側にまで入り込みます。

日本の小惑星探査機『はやぶさ』が、そのイトカワまで行って写真を撮り、30分間と1秒間の二度の着陸を行い、表面の砂塵を地球に持ち帰りました。小型小惑星は過去に熱変成や水浸食が起きていないので、46億年前の物質のまんまだそうです。何が集まって太陽系ができたのか、構成要素がわかります。

『はやぶさ』が到着するまでに、地球もイトカワも太陽を何周か回るので、互いの位置関係はまるでメリーゴーラウンドに乗る子どものように複雑に変化します。真っすっぐ飛んで行ってもうまく出会えず、出会えたとしても一瞬だから観察できません。

そこで『はやぶさ』は、まず地球の軌道を回って、イトカワの軌道へ乗り移ります。その時、地球の重力と公転力に引き込まれて高飛びし、加速しました。最終的に、往復60億キロメートルの長旅となって、これは時速100キロの車で6800年かかる道のり。地球へ戻った人工物としては、史上最も遠い記録となりました。

『はやぶさ』は、枯れた技術の実用機ではなく、最新鋭の実験機としてスタディ目的を兼ねたインテリジェント・ロボットに作られていたので、たくさん成功して、たくさん失敗しました。推進用のエンジン自体が、SFに出てくる飛躍した原理を使っています。

太陽フレアの放射線を偶然あびるなどし、何度も致命的に故障しては、立ち直って帰途をたどりました。その様子を、「不死鳥」「傷だらけのおつかい」に見立てたイラスト漫画や、おもしろ短編アニメ作品がいくつもつくられて話題になりました。

このTシャツは、『はやぶさ』探査機に簡単な解説を入れ、リアルなポスター感覚の記念品としています。販売店によって、絵やレイアウトは異なります。類似Tシャツが存在しないのは、三次元モデルにコストがかかる理由もあります。

はやぶさTシャツ
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