風車といえば、オランダの風車小屋の、あの4枚羽根を連想しますが、これは多翼型風車と呼ぶもので、アメリカ中南部あたりで地下水をくみあげるのによく使われています。
同じような形の風車がアメリカ国内に多いのは、前々からキット製品が出ているからですが、デザインは美しくまとまっています。夕日の中にこの風車が点景として写ると、それだけで郷愁をさそわれ、のどかなふるさとの風の香りが感じられます。
アメリカの大地になぜか感じる和の風情として、この多翼型風車をTシャツの絵にしました。絵の部品は、元々『3月の雨』という電子絵画の中に使っていたものです。その絵画タイトルは、ブラジルの秋の風物を歌ったボサノバ曲『3月の水』の別名です。
この風車がプリントされたTシャツは、少なくとも日本ではこの1枚しかないようです。