スキー板が100年ぶりに改良されたという、カービングスキー革命記念Tシャツです。
あらすじを書くと、日本のラストのスキーブームを演出した映画『私をスキーに連れてって』で、「国民皆スキーヤー」となる未曾有の過熱が起きます。その熱をわずか5年で冷ましたのが、当時のスキー板の使い勝手の悪さでした。
ターンがあまりにも複雑で難しく、転んでばかりで、足元が不安定で、「自分にはとてもできない」と大勢が悲観しました。やがて「国民皆スキーアレルギー」に転じます。
ところが映画から10年たった年に、世界中のスキー板の全製品がいっせいに交換されます。100年間続いた基本設計がばっさり捨てられ、ターンが簡単で転びにくく、コントロールがきく製品に入れ替わったのです。
改良の遅すぎがまた大問題で、「国民皆スキー断念」を終えた後だったので、新型スキーは知られざる新兵器のまま、未来の初ブームが起きるのを待つ状態なのです。
このTシャツは、新スキー板で楽園のように容易になった「カービングターン」の図です。現時点で、カービングターンを絵にしたTシャツは、世にこの1枚限り。「自由と興奮、そして安全な生涯スポーツが実現する」という説明が入っています。