お祭りを開いている公園で、よく風船が空へ上がっていくのを見かけます。子どもがうっかり糸を離したらしく、縁日で買ってもらった大事な風船が舞い上がっていきます。
風船はどんどん遠くへ離れて小さくなっていき、子どもは大ショックで、かわいそう。でも、いったい風船はどこまで上がっていくのでしょうか。
ヘリウムガスを詰めた風船を手放すと、最高で高度8キロメートル程度に到達し、周囲の気圧低下で膨張して破裂し、ゴムと糸は地面に落下するとの情報がネットにありました。
もっと低い高度でガスが抜けて、ゆっくり落ちてくると思っていました。確かに、風船が降りてくるのを見たことがありません。
イベントやパレードなどで、風船をわざと空に放す時は安心していますが、糸がついた1個の風船が舞い上がるのを見ると、糸を手離してしまった子どものことと、科学の不思議の両方に思いがいきます。