締めくくりは、擬人化された動物のようなデザインですが、やはり全パーツは現実の何とも関係がなく、純粋に色と形の関係だけで組み立てた、無目的のオブジェです。俳句のようにパーツが少なくなって、構成も単純にしています。
この絵は音楽的に作られています。一般に音楽の音は全てが抽象的で、自然界の音をそのまま写したような具体性はありません。ここでは音楽のように、形と色でメロディー、ハーモニー、リズム、そして音色をつくり出そうとしています。