以前、手がきで作って販売したTシャツを、デジタルでリニューアルした製品です。絵の具の絵にたびたび登場してきたキャラクターを、コンピュータ制作でアレンジしたものです。
全ての部品は立体になっていて、奥行きがあります。すると陰と影とでグラデーションができるので、ベタ塗りのシルクスクリーンでは再現できない絵となり、Tシャツ専用プリンターが開発されて初めて実現しました。この後にできる『小さな時間シリーズ』の原点となった絵です。
新規のかき下ろしですが、花のように見える部分以外は現実の何とも関係のない抽象美術です。ただしこの1枚のみ例外的に、写実的なトンボを飛ばせています。